Monday, 31 December 2007
NBS NEWS誌最新号を読みました。
ベジャールを偲ぶ佐々木忠次さんの文には、胸の詰まる想いでした。ちょうど、マエストロ・ムーティがストレーレルを語っている記事をまとめて読み直しているところだったので、余計に心が痛みました。
田口道子さんのスカラ座開幕公演リポートも載っています。ウィーン・フィル来日公演でまたお目にかかれるでしょう。
マエストロによるウィーン国立歌劇場来日公演の会場は未定のままです。
NBS NEWS vol.251
ベジャールを偲ぶ 佐々木忠次
ミラノ・スカラ座オープニング『トリスタンとイゾルデ』 田口道子
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Tuesday, 25 December 2007
マリーア・カラス
永竹由幸
東京書籍、2007年12月
2400円
著者が鑑賞している、カラス以外の公演の話が時折さしはさまれています。
マエストロ・ムーティについて、何箇所かでほんの少しだけ触れられていて、グルックのオペラ上演にも言及していました。
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Saturday, 22 December 2007
キリスト教関係者にインタビューしたジャーナリストの本の中に、マエストロ・ムーティへのインタビューも載っていたことは紹介しました。
昨日入手しましたが、興味深いインタビューでした。
1998年から始まったマエストロとの会話のうち、2000年3月と2007年9月のものが載せられています。パバロッティの死去にも触れられています。
音楽家としてのおいたちを語る中で、幼少の頃の話、ヴォットーの教えに目を引くものがありました。
普通は母の子守唄がはじめて耳にする音楽なのでしょうが、マエストロのお母さんは子守唄は歌わなかったとのこと。
2歳のときにTeatro Petruzzelliで《椿姫》を聴いた記憶がある、と言っています。
ヴォットーがマエストロに語った教えとはこうです。
指揮者は権威をもて、信頼されよ。
マエストロの言葉によれば、Autorevoli. Dittatori no.
権威を持ち、信頼されても、独裁者になるな、とはむつかしいあり方かもしれません。
また、マエストロは、神の慈悲をテーマにした音楽の中で、最も美しいと思われる作品をいくつかあげています。
最初に口をついて出てきたのは、もちろん、モーツァルトのハ短調ミサ。
しかしながら、至高のものはペルゴレージのスターバト・マーテルだとのこと。この作品はミケランジェロの《ピエタ》だ、と言っています。
わたしにとって、女性として人間として、理想の姿は《ピエタ》のマリアなのですが、道は遠い...。
後で全文を紹介できれば、と思います。
Maestri
Renato Farina
Piemme, 2007年11月
15,50euro
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Wednesday, 19 December 2007
赤川次郎さんが『波』誌に連載していたものが本になりました。
独墺の音楽エッセーもあります。
子子家庭は波乱万丈
ドイツ、オーストリア旅物語
赤川次郎
新潮社、2007年12月20日
1300円
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音楽の友誌 2008年1月号
海外レポート ロシア
イタリア週間inペテルブルク
写真付でマエストロ・ムーティとケルビーニ管の公演をレポートしています。
マエストロがリハーサルには手を抜かないことや、公演を重ねてきた上演だということをあまり知らない方なのかもしれませんが、嬉しく読みました。
「そしてよほどきちんとリハーサルしているのか、その一糸乱れぬアンサンブルの中には、粋な余裕すら感じられた」
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Tuesday, 18 December 2007
音楽の友誌最新号付録の2008年カレンダーにマエストロ・ムーティが登場しています。2008年9月、10月です。
音楽の友誌 2008年1月号
Music Calendar 2008
来日演奏家2008
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Friday, 14 December 2007
2008年に創立150年を迎えるWiener Singvereinを記念した本を入手しました。
マエストロ・ムーティ(13回指揮しています)も写真とコメントが載っています。
ほかにも興味深い写真や文が満載です。同合唱団を最多の249回指揮しているカラヤンにも多くのページが割かれていて、ウィーンとカラヤンの絆の強さを、来年はあらためて感じる年になりそうです。
Wiener Singverein
Residenz Verlag
http://www.residenzverlag.at/?m=30&o=2&search_titles=wiener%20singverein&id_title=1073
http://www.singverein.at/
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Thursday, 13 December 2007
消えたカラヴァッジョ
ジョナサン・ハー
岩波書店、2007年12月12日
2200円
マエストロ・ムーティがナポリ楽派の手稿を修道院や音楽院の図書室で見たのも、こんな感じだったのだろうか、と思った箇所がありました。
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Saturday, 08 December 2007
イタリア人ジャーナリストRenato Farinaの新刊に、マエストロ・ムーティとの対話も載っています。
Maestri
Renato Farina
Piemme Edizioni, 2007年11月
15,59euro
http://piemme3.bluestudio.it/pm/pm_book_search/pmbook-g109552.view
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Monday, 03 December 2007
マリー・ルイーゼ
塚本哲也
文藝春秋、2006年4月
2600円
ヴェルディについての描写には驚かされます。ベートーベンのように無器用で無骨な面もあるヴェルディです。
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ベルリン・フィルの125年の歴史を扱った本を入手しました。
ミュンヘンの書店でざっと目を通しましたが、重くて買って帰れなかった本です。
マエストロ・ムーティについては、カラヤンの後継者としての記述がほんの少しあるだけです。
1982年からの演奏記録が載っているので、自分で作ってきたスケジュール表と照合できるのが助かります。
マエストロが最後に登場しているのは、1994年1月の演奏会のようです。
1994年1月19日、20日、21日、22日 フィルハーモニー
フォーレ ペレアスとメリザンド
ドビュッシー 海
シューマン 交響曲第3番
ベルリン・フィル
Variationen mit Orchester
125 Jahre BERLINER PHILHARMONIKER
Henschel
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Sunday, 02 December 2007
家庭画報 2008年1月号
楽都ウィーンとザルツブルクで愉しむ 冬の交響詩
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マエストロ・ムーティが、1978年にフィレンツェで上演した《ノルマ》を記録した本を入手しました。
Silvia Lelli Masottiによる白黒写真(舞台写真はカラー)をふんだんに載せた本で、マエストロのオフィシャル・サイトに載っているこの上演に関連した写真は、この本にも載っています。
上演を決めた理由に始まって、上演に至るまでのすべての過程をインタビュー、写真などで追い、リブレットも載せ、関連記事一覧も載せた、一大記録集です。
フィレンツェ歌劇場のサイトのブックショップではじめてその存在を知った本でした。
http://www.giannischicchi.it/
マエストロのリハーサル写真がたくさん載っていますが、特に、歌手とのピアノによるリハーサル写真は見ごたえがあります。片手で鍵盤を弾きながら、片手で歌手を指揮している姿、その横顔の豊かな表情には見惚れてしまいます。
この上演はプライベート盤になっています。スカラ座で上演されなかったのが本当に残念です。
Norma
come nasce uno spettacolo
Edizioni di Musica Viva, 1979
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Friday, 30 November 2007
マエストロ・ムーティが、1986年スカラ座開幕公演《ナブッコ》で大成功を収めた後の雑誌記事を読んでいて、思わず笑みがこぼれてしまいました。
スカラ座のオーケストラのメンバー達がマエストロをどう思うか述べているのですが、その中にリハーサル時の服装に関するコメントがありました。
マエストロは鮮やかな色のセーターを身につけていることが多く、赤だったり、水色だったり、ミッソーニの芸術的な柄のセーターだったり、本当にいつも目を楽しませてくれます。
今回のムジークフェラインでのリハーサルでは、ここでも紹介した写真から水色のブルゾン姿であることがわかります。黄金のホールに、さぞ映えたことでしょう。
スカラ座のオーケストラのメンバーも、そのセーター姿に最初から強い印象を受けたようです。
「彼がジャケットにネクタイ姿でリハーサルに現れたのは、一度も見ていません。いつもセーター姿でやってきます。鮮やかな色の毎日違ったセーターで、赤が圧倒的に多いです。今では、オーケストラの誰かが新しいセーターでおしゃれしてくると、すぐにこう言って騒ぎます。―おや、マエストロになってみたいのかい。」
Panorama 誌 1986年12月21日号
Muti alla meta
さて、12月6日にはACミランが来日します。
rosso nero、こちらも赤と黒の鮮やかなユニフォームです。チームを紹介したムック本を楽しく読みました(ACミラン 成美堂出版 1200円)
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Thursday, 29 November 2007
今年12月7日のスカラ座初日に予定されていたといわれるストライキは、中止になったようです。
2007年11月28日 AP
Strikes at La Scala Called Off
スカラ座に関係した写真をたくさん撮っている写真家の、展覧会カタログについては以前紹介しました。
写真展は1991年5月25日~7月21日にアオスタで開かれたもので、カタログには、指揮者の白黒写真がひとり2枚ずつ載っています。
マエストロ・ムーティは表紙を含めて3枚。よく見かける写真ばかりです。
マエストロ・アッバードとカルロス・クライバーの写真は、1981年のスカラ座来日公演でのものです。
Silvia Lelli ・ Roberto Masotti
L'attimo prima della musica
Musumeci Editore, 1991
26日に木之下晃さんをとりあげた番組が放映されたそうですが、Lelli、Masottiの写真も、木之下さんの写真同様、生命感溢れるものです。
2007年11月26日20時 NHKhi
ハイビジョン特集「カメラで音楽を撃て~写真家 木之下晃 創造の秘密~」
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/k/20071126/001/10-2000.html
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Wednesday, 28 November 2007
クリスティナさんのインタビューの載ったCorsera紙系の雑誌を読みました。今年のラベンナ音楽祭を前にしてのインタビューです。
彼女の若い頃の写真も何枚か載っています。10代半ば、ガールスカウト時代のクリスティナさんの写真は、一瞬、キアラさんかと思ってしまったほどでした。キアラさんは父親似かと思っていましたが、やはり母娘です。
また、ミラノ音楽院時代に、マエストロ・ムーティがピアノで伴奏し、クリスティナさんが歌っている写真も載っています。
io donna 2007年5月26日号
E' successo
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Friday, 23 November 2007
マエストロ・ムーティがフィレンツェ歌劇場でスコットとともに上演した、《ノルマ》の写真などを収めた139ページほどの本 ”Norma: come nasce uno spettacolo”(1979, edito da Musica Viva) があるそうです。
この公演については、マエストロのオフィシャル・サイトにもリハーサルなどの写真が載っています。
詳細がわかり次第、紹介します。
http://www.maracantoni.it/pagine/norma.html
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スカラ座初日(《トリスタンとイゾルデ》)を前に、スカラ座でのワーグナー上演記録を舞台写真とともにまとめた132ページほどの本を、Amici della Scalaが出すそうです。
22日に披露予定、と報じられていました。
もちろん、マエストロ・ムーティの記録も載っています。
タイトルなど詳細がわかりましたら、また紹介します。
2007年11月22日 la Repubblica
Un libro curato da Anna Crespi Morbio in preparazione del 7 dicembre
Scala, un secolo di Wagner aspettando il nuovo Tristano
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Tuesday, 20 November 2007
レコード芸術誌最新号で吉田秀和さんが、マエストロ・ムーティとレーピンのベートーベン バイオリン協奏曲について、正鵠を得たコメントを書いていました。
レーピンに関する吉田さんの言葉は、マエストロがレーピンについて語ったことに非常に近いものです。
マエストロの演奏の美は古典的な均衡の美、端整の美であることが、あらためてよくわかります。
レコード芸術誌 2007年12月号
吉田秀和 之を楽しむ者に如かず
私はレーピンについて書かないで来たが、この人のベートーヴェンもよい。
同じCDのアルバムにあるベートーヴェンの《ヴァイオリン協奏曲》の演奏の方は、単に「申し分のない」という域を超えた端正で「敬虔な気持ち」にみちているものになっている。
こちらのCDでは(略)ムーティもまた―糞真面目といってもいいくらい。この二人のベートーヴェンには、昔の人たちがベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲となると、特別扱い、襟を正さんばかり、ほとんど神聖視して、これに向かっていたことを思い出されるような趣がある。
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Monday, 19 November 2007
マエストロ・ムーティは今週末はウィーン楽友協会でコンサートです。
漫画『プライド』最新刊には楽友協会大ホールが登場します。指揮者の楽屋も描かれていますが、あの部屋は、外光がさしこんで本当に美しく明るい空間です。ホールやインペリアルホテルの様子に、ウィーンへの想いがますます募りました。
(ストーリーは、どちらかといえば、わたしにはあまり楽しめないものでしたが)
一条ゆかり
プライド 第8巻
集英社 2007年11月
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Sunday, 18 November 2007
(2007/11/13(火) 午後 8:13投稿の再掲です)
佳人の奇遇
島田雅彦
講談社 2007年10月22日
1470円
登場人物がステレオタイプとして一層誇張されていて、連載中も笑いながら読みました。
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Friday, 16 November 2007
面白くて、一気に読んでしまいました。
ベートーベンの交響曲は、すべて、フィナーレが「笑顔」で終わるようになっている、という聖響さんのコメントは興味深いです。人間の根源的な解放を目指すベートーベンならば、当然のことかもしれません。
マエストロ・ムーティによる第五交響曲のレクチャーコンサートの映像を思い出しながら、読みました。
ベートーベンの交響曲
金聖響+玉木正之
講談社現代新書
2007年11月 760円
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Thursday, 15 November 2007
連載中から、マエストロ・ムーティに関わりのある地名が出てくるのを気にかけていました。
思想的には共感するところの少ない作家で、『誰のために愛するか』、『太郎物語』を読んだくらいでしたが、本作品もさらりとフィナーレを迎えているように感じられます。
アバノの再会
曽野綾子
朝日新聞社 2007年11月7日
1500円
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Tuesday, 13 November 2007
マエストロ・ムーティのスカラ座時代の写真をたくさん撮っている写真家の、写真展カタログです。
マエストロの写真もあります。
http://www.libreriauniversitaria.it/attimo-prima-musica-lelli-masotti/libro/9788870323658
Titolo: L' attimo prima della musica
Autori: Lelli Masotti Silvia, Masotti Roberto
Curato da: Arruga
L. Editore: Musumeci
Data di Pubblicazione: 1991
ココログのメンテナンス中はこちらで更新しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/delpippoit
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Monday, 12 November 2007
Tuesday, 30 October 2007
イタリアに関心のある人なら読んでいるかもしれない漫画『バンビーノ!』。
それに関連して、イタリア料理の入門的なガイド本が出ました。
バンビーノ!のイタリアンBOOK
小学館
2007年10月30日 743円
バンビーノ!
せきやてつじ
週刊ビッグコミックスピリッツ連載
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Monday, 29 October 2007
ウィーン・フィルの写真集の最新刊をやっと入手し、帰途の電車内で読みふけりました。
残念ながら、マエストロ・ムーティの写真はありません。
しかしながら、ゲルギエフの公演に同行する(後援者)チェスキーナ洋子さんの文に、彼女のこれまでの音楽家としての歩みの中にマエストロがいることが、書かれています(モーツァルトの協奏曲で、ハープ奏者として、共演までしています)。彼女はマエストロとケルビーニ管のパドバ公演でも、パトロンに名を連ねています。
また、バチカンでのコンサートに関する記述に、マエストロもホーフムジークカペレを指揮した者として、登場します。
そのほか、随所に名前は出てきますが、写真はなし。
ウィーン・フィルのオーディション審査風景というのは、珍しい写真かもしれません。
そして、サッカー・ファンとしては、ウィーン・フィル・チームの勇姿が見られるのも嬉しいです。
”K&K+kの生活”というブログで、ウィーンの様子を興味深くスケッチしていらっしゃるKさんの、素敵な写真も何枚か載っています。
そして、この本の映像版がDVDとして2008年春にリリースされるとのことで、こちらも楽しみです。
2006-2007のツアーには写真家だけでなく、映像チームも同行していたそうです。
MUSIC UND ICH
Yoko Ceschina
(別のページに英訳も載っています)
Die Welt der Wiener Philharmoniker
Ueberreuter
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Saturday, 13 October 2007
こっそり楽しんでいたのに、いろいろなところで大々的に紹介されて、一層人気を博しているらしい漫画があります。
オノ・ナツメ
リストランテ・パラディーゾ
太田出版
GENTE ジェンテ①~リストランテの人々~
太田出版
もちろん、日本の感性によるイタリア人の生活描写ですが、面白いです。
特に、眼鏡。
マエストロ・ムーティの眼鏡のことがあったので、コミックが出たときにはすぐに買いました。マエストロは眼鏡姿もとても素敵ですから。
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Saturday, 06 October 2007
昨年はモーツァルトの本が山と出ました。
まるくるさんがコメント欄でも、書中のバルトリの言葉を紹介してくださっている本は、下記のものです。
マエストロ・ムーティが心に大きく留めている三重唱、《風はおだやかに》にも触れています。
また、音楽とイタリアへの旅の関係では、スタンダールの著作邦訳者の本も出ていました。スタンダールの本は、邦訳が続出したときには、本当に喜びました。
どちらの本もここで紹介していなかったので、書いておきます。
スタンダール氏との旅
臼田紘
新評論、2007年3月
1800円
神秘のモーツァルト
フィリップ・ソレリス
集英社、2006年12月
3000円
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Monday, 01 October 2007
フリードリッヒ2世に触れた著作の多い歴史学者の新刊です。
ヨーロッパの歴史家とはフリードリッヒ2世のとらえ方がやや異なりますが、この新刊でも、彼による十字軍が紹介されています。
ヨーロッパとイスラーム世界
世界史リブレット58
高山博
山川出版社、2007年9月30日
729円
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Thursday, 27 September 2007
音楽用語のイタリア語
森田学
三修社 1700円
2007年9月
音楽記事を読むのに、助けになります。いわゆる、音楽記号だけでなく、広く音楽に関わる言葉が載っています。
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Friday, 21 September 2007
ゲーテの『イタリア紀行』と澁澤龍彦の『ぺトラとフローラ』はわたしにとってバイブルのような存在ですが、澁澤龍彦のイタリア紀行を写真で追った本が出ました。
ナポリやプーリア、ラベンナも出てきます。小川煕さんも解説を書いています。
とんぼの本 澁澤龍彦のイタリア紀行
新潮社 2007年9月20日
1500円
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東京カレンダー誌最新号はイタリア特集号で、南イタリアの中に、プーリアやパンテレリアも登場します。
海と空の美しい青に魅せられます。
東京カレンダー 2007年11月号
美食イタリア
580円
南イタリア夢幻の休日
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Thursday, 06 September 2007
NHKラジオのイタリア語講座もイタリアの詩を紹介していて、興味深く聞いていますが、イタリアの詩を訳した本が出ました。
マエストロ・ムーティの大好きな詩、レオパルディの『無窮』の訳も載っています。
また、ヴィスコンティの映画『熊座の淡き星影』のタイトルがそこからとられた、レオパルディの詩『回想』は、わたしも岩波ホールで同映画を観た際(ジャンニが朗読)にとても心をひかれました。このとき(1982年)は、まさか、マエストロがレオパルディを好きだとは(『無窮』を好きな人はとても多いでしょうが)思いもよりませんでした。
詩の住む街 イタリア現代詩逍遥
工藤知子
未知谷、2007年7月
2000円
http://www.michitani.com/books/ISBN978-4-89642-197-2.html
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Tuesday, 04 September 2007
ニュートラル誌 2007年9月号
特集 イタリアという美しい奇蹟
白夜書房 1500円
総花的ではありますが、イタリア大特集を組んでいます。
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Monday, 03 September 2007
バチカン―ローマ法王庁は、いま―
郷富佐子
岩波新書
2007年10月19日
郷さんの本、期待しています。
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Friday, 31 August 2007
地中海シルクロード 遺跡の旅
樋口隆康
2007年8月30日 、日本放送協会
1,995円
http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00812542007
マエストロ・ムーティのラベンナ音楽祭公演で、こういう本にも目が向くようになりました。
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Friday, 24 August 2007
昨日のイル・ジョルナーレ紙にザルツブルク音楽祭総裁フリムのインタビューが載っています。今年の同音楽祭を総括しています。
その中で、カラヤン生誕記念年の来年、マエストロ・ムーティが大きな役割を果たすことにも触れています。
新しい情報はないようですが、夜にまた紹介します。
2007年8月23日 Il Giornale 紙
Jurgen Flimm: l’anno prossimo largo a Muti
マエストロがウィーンとイタリア(ナポリ)の関係について何度も語っていましたが、同じような記述を読んだことがあったなあ、と探していました。
もちろん、マエストロについては触れていませんが、ワルツのことを書いた本に載っていました。
ウィンナ・ワルツ
NHKブックス
加藤雅彦
2003年12月
第8章 夢と現実
(3)ベラ・イタリア
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Thursday, 23 August 2007
マエストロ・ムーティとケルビーニ管の演奏が行われるバレッタの聖ヨハネ大聖堂は、世界遺産に指定されています。内部の写真の美しさには息をのみます。
週刊 世界遺産 バレッタの市街
講談社、2006年2月
フリットリのサイトにも公演が予定として載りました。
Barbara Frittoli
Prossimi Appuntamenti
MALTA - LA VALLETTA St. John's Co-Cathedral
5/09/2007 ore 20.30
Stabat Mater-Pergolesi
Salve Regina-Porpora
Barbara Frittoli
Monica Bacelli
ORCHESTRA GIOVANILE ''LUIGI CHERUBINI''
Dir. R. Muti
http://www.frittolibarbara.com/cms/index.asp
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Monday, 13 August 2007
ウィーンのカフェハウス
田部井朋見
東京書籍出版社、2007年8月
1800円
甘いものはあまり好きではありませんが、原宿のデーメルには、つい、ふらふらっと吸い寄せられてしまいます。
デメル日本店
http://www.demel.co.jp/
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Friday, 10 August 2007
クロワッサン誌最新号がオペラの特集を組んでいます。
一条ゆかりさんの漫画『プライド』は連載当初から読んでいます。ウィーンもミラノも登場するとはいえ、いつものことながら、一条ワールドについていくのはなかなかむつかしい...(彼女の作品は欠かさず読んでいるのですけれども)。
クロワッサン誌2007年8月25日号
第2特集 オペラに恋して。
ところで、マエストロ・ムーティの誕生日お祝いに、from A to Zを作ってお贈りしました。雑誌や新聞でもよくやっていますが、マエストロのをリストアップするのは、とてもとても楽しかったです。
後で、またここでひっそり紹介します。A for Amore、 V for Verdi、 W for Die Wiener Philharmoniker and Wien など、おそらく誰もが思いつくものばかりでしょうが...(言語はいろいろ)。
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Wednesday, 08 August 2007
今秋、ウィーン・フィルの写真集が出ます。30センチ×21.5センチで304ページ。とても楽しみです。マエストロ・ムーティの写真もきっとあることでしょう。
まず、ウィーン・フィルのウェッブ・ショッピング・サイトをリンクします。
Clemens Hellsberg · Daniel Schmutzer:
Die Welt der Wiener Philharmoniker
€ 39,95
Verlag Carl Ueberreuter
2007年10月16日発売
http://wienerphilharmoniker.rosberg.at/index2.pl?language=de&id=741&nextsite=detail_prod&previous_kat=53
出版社のサイトはこちらです。
http://www.ueberreuter.at/index.php?isbn=3800073293&phd=3&content=3
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Sunday, 05 August 2007
マエストロ・ムーティがローマとのつながりを強め、漫画《チェーザレ》でルネサンス前のローマへの興味が一層高まっていたので、芸術新潮誌最新号のローマ特集は、待ちに待ったものでした。
サンタニェーゼ・フオーリ・ムーラが紹介されているのも嬉しいです。
芸術新潮誌 2007年8月号
大特集 ローマ 中世の美を歩く五日間
漫画でヴェネチアを扱ったものといえば、森川久美さんのヴァレンチーノ(ヴァレンチーナ)・シリーズほど面白いものはありえません。もちろん、文月今日子さんの『金のアレクサンドラ』も、海とまだ見ぬものへのあこがれをかきたててくれた、ヴェネチア関連ものです。
また、やまざき貴子さんの『LEGAの13トレーディッチ』がやっとコミック本で発売されたののを、面白く読みました。森川さんほどのロマンチシズムあふれる作品になるかどうか、連載が楽しみです。
やまざき貴子
レーガの13
小学館、2007年7月
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竹宮惠子さんの音楽漫画は、ちょうどマエストロ・ムーティの存在を知った頃に接して、夢中になって読みました。当時、彼女の作品と池田理代子さんの『オルフェウスの窓』とでも、マエストロのいる指揮者の世界、ピアニストの世界にあこがれを募らせたといっていいでしょう。
竹宮さんの未完のままだった作品がついに完結を迎えるとのことで、ニーノに感情移入していた頃を思い出し、感無量です。
今回、復刊にあたって、大友直人さんとの鼎談も掲載されていますが、指揮者のあり方についてとてもとても興味深い発言をしているのが、強く印象に残りました。
「実際には指揮者が手を動かしたり、いろいろ合図をしたりしてるんですけど、これも本当のことを言うと、気みたいなのでやってるんですね。オーケストラの一番端から端に座っている奏者の人たちが、ストップウォッチで厳密に、同じ瞬間にポンと同じ音を出すなんていうのは、実は、すごく難しいことなんです。」
「指揮者、特に常任みたいに、長い間そこで仕事をしていると、特定のグループと仲がいいというのは具合悪いんですよ。(略)絶対、仕事の場では、特定の人と特別という関係は意識的に作っていないですよ。」
竹宮惠子
変奏曲
vol.1、vol.2
マガジンハウス、2007年8月
1200円
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Wednesday, 01 August 2007
ラベンナ出身の気鋭のジャーナリストが、著名人に神についてインタビューした本が出ました。
マエストロ・ムーティへのインタビューも載っているとのこと(カバーのリストには名前が載っていないのですが)。
届いたら、紹介します。
I vip parlano di Dio.
Dialoghi sul senso della vita, il destino e la felicità
Autore: Paolo Gambi
Casa Editrice: Piemme
Anno pubblicazione:2007
Prezzo:11,50
http://piemme3.bluestudio.it/pm/pm_book_search/pmbook-g102261.view
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Saturday, 14 July 2007
イタリアの音楽雑誌Amedeus誌最新号にマエストロ・ムーティの記事が載っています。ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭のリハーサルを、同誌が取材していたことは報道済みですから、それがテーマでしょうか。
とりあえず、掲載号を入手できないか、照会しています。
Amadeus誌 2007年7月号
http://www.amadeusonline.net/rivista.php?ID=1184226450
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Friday, 13 July 2007
日本への教訓という面は考慮せず、イタリアの政治経済に関する本として、興味深く読みました。
イタリア病の教訓
松本千城
洋泉社新書、2007年7月
780円
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Wednesday, 27 June 2007
ドイツの音楽ライターが、新聞の雑誌あるいは日曜版(フランフルター・アルゲマイネ紙の雑誌、ディー・ヴェルト紙日曜版)に掲載した何人かの音楽家へのインタビューを本にまとめていて、マエストロ・ムーティへのものもありました。
マエストロへは1990年1月にザルツブルクで行われています。まだワーグナーの作品をあまり指揮していない頃で、《さまよえるオランダ人》をまず指揮したのは、ワーグナーの全作品の中では、イタリア的だから、と答えています。
ちょうど、ベルリン・フィル後継者が取り沙汰されていた頃で、自分は手を挙げなかった、とはっきり言っています。これ以上の苦労は買わなかった、と当時、スカラ座、フィラデルフィア管の音楽監督に全力投球だったことを理由にしているようです。
Felix Schmidt
Hat man Toene?
Kindler, 1994
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Thursday, 21 June 2007
ぶらあぼ誌最新号の表紙はPMFで、表紙にはマエストロ・ムーティの写真もあります。
月刊 ぶらあぼ 2007年7月号
第18回 PMF
http://www.mde.co.jp/
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Tuesday, 19 June 2007
シリーズを楽しみにしていましたが、イタリアも訪れています。
イタリア「ケルト」紀行
武部好伸
渓流社、2007年6月
2200円
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Monday, 18 June 2007
マエストロ・ムーティのニューヨーク公演を気にしながら、密かに気にかけていたのが、ナポリのセリエA昇格でした。
この週末は怒涛の凱旋ニュースのBNを読みながら、マエストロも喜んでいるかなあ、と心を馳せていました。ラベンナに戻ったら、インタビューで何か語ってくれるかもしれません。
チャンピ前大統領も気にかけてくれたことのある、ナポリのチーム!そういえば、同夫人が南イタリアに好意的だったことを紹介した本もあります。
イタリア キレイに生きる秘訣
タカコ・半沢・メロジー
中公文庫
2007年5月、720円
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Friday, 15 June 2007
マエストロ・ムーティがシカゴ響と9月27日に公演を行う、Accademia Filarmonica di Veronaの機関誌最新号にマエストロの経歴紹介が載っています。
Cadenze 誌 第11号 2007年6~8月号
http://www.accademiafilarmonica.org/rivista/rivistaultimo.php
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Friday, 08 June 2007
ベルリン・フィルの本が邦訳され、とても楽しく読みました。原書よりも柔らかな雰囲気の感じがする、いい訳です。
マエストロ・ムーティも登場します(いい写真もあり)。
おきまりの「水」の皮肉はともかく、オルフがマエストロの《カルミナ・ブラーナ》の演奏に深く感動したことのほか、カラヤンの後継者選びの件などでも出てきます。カラヤンが首席客演指揮者にしたい(マゼール、小澤さんの3人)と考えていたことや、外見的にも性格的にもマエストロにカラヤンと似たところがあるという著者の記述を、あらためて興味深く読みました。
マエストロ・アッバードについて非常に好意的に書かれているのがちょっと嬉しいです。ただ、マエストロ・アッバードはマエストロ・ムーティを最大のライバルだとみなしていた、と書かれていますが。
ベルリン・フィル
アンネマリー・クライネルト
最上英明 訳
アルファベータ、2007年6月
1700円
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Thursday, 07 June 2007
季刊ゴーシュという音楽雑誌が、PMFに登場するマエストロ・ムーティの記事を載せていることを、次の方のブログで知りました。どうもありがとうございました。
すぽんじのこころで教育を考える
2007年6月7日 今いるところでどれだけ自分を生きられるか・・・6月の雑誌から
http://suponji.cocolog-nifty.com/blog/
季刊ゴーシュ 2007年6月1日発売 第10号
[特集]PMF2007 ムーティ登場 ようこそ皇帝。
http://homepage2.nifty.com/classic-hokkaido/
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Wednesday, 06 June 2007
批評家Peter G. DavisがNew York magazine誌を去ることになったそうです。解雇だとのこと。近年、同誌のクラシックのページは縮小されてきていた、と報じられています。
インターネットなどなかった頃、マエストロ・ムーティのフィラデルフィア、ニューヨーク公演の記事を、New York magazine誌のPeter G. Davisの筆で読むのが楽しみでした。
2007年6月5日 Musical America
New York Magazine Fires Peter G. Davis
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Tuesday, 05 June 2007
音楽の友誌最新号もウィーン特集ですが、ウィーンの文化についてたくさんの著書がある野村三郎さんが、また本を出しました。
ウィーン(ザルツブルクもあり)の文化観光案内2007年版(2005年版もあります)で、マエストロ・ムーティのニューイヤーコンサートの切手や写真が載っています。
ウィーン三昧 ウィーンを聴く観る歩く
野村三郎
ショパン、2007年5月
1260円
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Tuesday, 22 May 2007
マエストロ・ムーティへの評価に消極的な人たちが抱いている典型的なものでしょう、おそらく。
指揮者列伝 世界の指揮者100人
玉木正之・平林直哉
ふくろうの本 河出書房新社
2007年5月 1800円
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Saturday, 19 May 2007
レブレシュトには、EMIにおけるマエストロ・ムーティの売り上げは低く、フィラデルフィア管とのベートーベンの録音は大失敗、完敗、と書かれてしまいました。もちろん、彼の新著で紹介されている、個人の総売り上げトップ20にもはいっていません(15位の小澤さん、メータ、バレンボイムが1000万枚程度)。
また、素晴らしい《アイーダ》のディスクも、オイル・ショック真っ最中の発売で、いいレストランでゆうに二人が食事できる値段(12ポンド)だったため、若い指揮者のディスクをあえて買おうとする人はほとんどいなくて、売り上げは遅々として進まなかったと書かれています。
プレーバックを聴いているマエストロやキャスト、スタッフたちのなごやかな笑顔の写真は雑誌にも掲載されましたが、マエストロの妥協しない姿は、この頃から変わっていないことがレブレシュトの記述からわかります。
マエストロが驚くほどの成熟を見せている最近10年ほどの間の録音が少ないのは、非常に残念です。結局は、ライブの人なのでしょうか。その意味で、ここでも書きましたし、レコード芸術誌最新号でも紹介されている、レーピン、ウィーン・フィルとのベートーベン協奏曲の録音はとてもとても楽しみです。
レコード芸術誌 2007年6月号
RECORD & RECORDING NEWS
ムター、レーピンなど DGの録音情報より
レブレシュトの新著から、《アイーダ》の録音エピソードを紹介します。マエストロのファンにとって、EMIのPeter AlwardとJohn Mordlerは忘れることのできない重要な人たちです。Alwardはスカラ・フィルの来日公演に同行していたこともあります。
Norman Lebrecht
Life and Death of Classical Music
Anchor Books, April 2007
(Mordlerにレブレシュトは電話インタビューしています―2005年7月29日。)
「Peter Andryは(EMIで)イタリア・オペラをやろうと言い、リッカルド・ムーティとジェームズ・レバインの間の選択になりました。私はウィーンに派遣され、ムーティが国立歌劇場で《アイーダ》を振るのを聴きました。それは衝撃的でした。その後では、それ以上レバインの話をすることはなくなりました。」
1970年12月2日、EMIはムーティをはるばるCroydon、かえりみられることのないロンドン郊外へ連れてきて、ニュー・フィルハーモニア管を指揮させた。録音商売を気遣うオーケストラ・メンバー達は、彼に首席指揮者就任を依頼した。ムーティは漆黒の髪で、オーケストラの仕立てについては目から鼻に抜けるほど鋭く、30歳を過ぎたばかりだったが、その年のクリスマスは早くもやってきた。ケルビーニのレクイエムを録音した後、Walthamstow Town Hallでの《アイーダ》の録音によって、彼はその威信を明らかにした。最初の録音は散漫な感じで、広大な建物の周囲にあまりに多くの人間が散らばっている風だった。ムーティは録音の再生を聴きながら険しい表情をし、非常に憤慨した。録音ホールの中心部に疾風の如く戻り、演奏をたきつけ、それによってキャストたちは真剣に打ち込み、高揚させられた。「その磁力には抵抗できませんでした。」Mordlerは言った。ディスク(カバリエ、ドミンゴ、コッソット、ギャウロフ、カップッチッリ)は古典になるものとして歓呼の声でもって迎えられた。
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レコード芸術誌最新号でも、レブレシュトの新刊が非常に好意的に紹介されています。
邦訳されることになったら、わたしはちょっと困惑するかもしれません...。
本人がレブレシュトと発音しているのを受けて、BBCもその読み方を採用しているとのことです。
レコード芸術誌 2007年6月号
CRITIC'S REPORTS
イギリス ノーマン・レブレシュトの衝撃的新著
WORLD TOPICS
ノーマン・レブレシュトの新著『Maestros, Masterpieces and Madness』
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Friday, 18 May 2007
15年なんて、あっという間でした。
塩野七生さんの『ローマ人の物語』のガイドブックがまた出ました。ラベンナも紹介されています。
対談や編集部によるインタビューで読める塩野さんの言葉は、ひとことひとことがまるで箴言のようにさえ感じられます。
塩野七生『ローマ人の物語』
スペシャル・ガイドブック
新潮社 2007年5月
2000円
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音楽の友誌最新号にテオドッシュウのインタビューが載っています。
ここでも、マエストロ・ムーティへの賛辞を隠さず述べています。
ちょうど、スカラ座での《二人のフォスカリ》2003年公演の放送録音ディスクを聴く機会を得られそうなので、楽しみにしているところです。
(スカラ座1981年来日公演の《セビリアの理髪師》の放映録画映像も、同時に入手できるかもしれず、待ち遠しいです。)
音楽の友誌 2007年6月号
対談シリーズ 江川紹子の部屋
ディミトラ・テオドッシュウさん
「彼(ムーティ)はオペラ指揮者の第一人者だと思うのです。彼は、すべて自分の思い通りにしなければ気がすまない、譲らない人というイメージがありますが、同時に歌に添ってくれるのです。」
また、同号には、マエストロの東京のオペラの森公演の評も載っています。
音楽の友誌 2007年6月号
レヴュー&レポート
「東京のオペラの森」オーケストラ公演
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Thursday, 17 May 2007
音楽ジャーナリスト、ノーマン・レブレヒトの4月に出た新刊が、エコノミスト誌など主要紙誌の書評に載りましたし、本人のホームページでも紹介されています。
彼が選んだ、ベスト100、ワースト20のどちらにもマエストロ・ムーティのディスクは載っていませんが、レコード産業との関わりの中で、マエストロのレコーディング・デビュー、及び《アイーダ》の録音風景などが、短く語られています。
レブレヒトはたいていは毒のある、センセーショナルな書きぶりで、著作はほとんど目を通していますが、その中から演奏家への温かな視線を感じるのはちょっとむつかしいライターです。それでも読んでしまうところが、彼のマジックなのかもしれません。
マエストロについては、EMIはイタリア・オペラの録音を、マエストロかレバインのどちらかに、と計画を進め、ウィーンでのマエストロの《アイーダ》が決定打となって、マエストロによる録音が決まったことなどが書かれています。
本当に短い記述ですが、追って紹介します。
The Life and Death of Classical Music
Norman Lebrecht
Anchor Books
2007年4月
http://www.normanlebrecht.com/
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Tuesday, 15 May 2007
音楽現代誌最新号に、東京のオペラの森公演でのマエストロ・ムーティの写真が載っています。
音楽現代誌 2007年6月号
コンサート・フォトグラフィー 木之下晃
リッカルド・ムーティ
コンサート・クリティーク
東京のオペラの森 コンサート
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Monday, 14 May 2007
フィレンツェ暮らし
山下史路
青土社 2007年5月10日
1600円
マエストロ・ムーティへの取材申込みは、イタリア大物経済人から「彼はそういう人ではないから」と言われてあきらめ、マエストロ・アッバードやマエストロ・ポリーニからは、時間がないので、と丁重に断られたとのこと。
デル・ピエロについて書いたものを読んだことがありますが、ちょっと、違うかな?と思いました。でも、サッカーやクラシック音楽の専門家でなければいいインタビューができない、というわけでもありませんし、もしかしたら、マエストロ・ムーティについて、どこか新鮮なところの感じられる文が読めたかも知れません。
マエストロ・ムーティ、マエストロ・アッバード、両マエストロについて、ほんのひとこと、ふたこと書かれています。
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Saturday, 12 May 2007
音楽を「考える」
茂木健一郎 江村哲二
ちくまプリマー新書
2007年5月 760円
クラシック音楽について、広範なテーマで対談した本です。広範なだけに、語りつくされていない部分が多々あるように思えますが、R25的なキャッチーなとらえ方、インデックスだけで知識を得たように思える満足感、興味を抱いたらさらに専門書へ、まさしくそれらが、この新書のキャラクターなのかもしれません。
茂木さんが、大野和士さんの言葉を紹介していました。「最後は指揮者は振らなくていいんだ。究極は、じいっと彫像のようにそこにいるだけで音楽が変わるということが指揮者の理想なんだ。」
マエストロ・ムーティも同じようなことを言っていたのが想起されます。
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Friday, 11 May 2007
イタリア縦断、鉄道の旅
池田匡克
角川oneテーマ21
2007年5月10日 876円
同じテーマの本で手元にあるのは
イタリア鉄道の旅
秋山満
光人社 1997年8月7日
1900円
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Thursday, 10 May 2007
わたしの好きなイタリア
北村光世
集英社 2007年4月30日
1700円
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Tuesday, 08 May 2007
USAにあるモルフェッタ連盟la Federazione Molfettesi d'America において、マエストロ・ムーティが名誉会員であることを連盟会長選出記事で知りました。
2007年5月7日 News Italia Press
Scardigno riconfermato alla Presidenza della Federazione Molfettesi d'America
上記組織やモルフェッタのことを調べていて、モルフェッタの雑誌があることに気づきました(バーリにも同じような雑誌があり、マエストロのインタビューなどを載せています)。バックナンバーには、マエストロの記事だけでなく、マエストロのお父さんだろうかと思われる人Dottor Mutiの記事もありました。マエストロのバイオリンの先生が手記を寄せています。入手できないか、照会しています。現物は無理でも、せめて、コピーだけでも入手できたら、と思うのですが...。
l'altra Molfetta
http://www.laltramolfetta.it/
PERSONAGGI > MUTI: UN MEDICO E UN AMICO D’ALTRI TEMPI
di GERARDO DE MARCO
Pagina 21 del numero 10, anno 8
PERSONAGGI > ADDIO DOTTOR MUTI, UOMO BUONO E GENEROSO
di ALDO GIGANTE
Pagina 21 del numero 10, anno 8
PERSONAGGI > RICCARDO MUTI: QUARANT’ANNI DI MUSICA
di ALDO GIGNTE
Pagina 10 del numero 5, anno 8
RICORRENZE > RICCARDO MUTI. CINQUANT’ANNIDALL’ESORDIO
di GIUSEPPE TURI
Pagina 44 del numero 5, anno 18
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Thursday, 03 May 2007
惣領冬実さんの漫画『チェーザレ』が話題をよんでいて、とても嬉しいです。
第三巻が出ましたが、連載時に感銘を受け、マエストロ・ムーティがスカラ座で《モイーズとファラオン》を上演したときの言葉を思い出させたチェーザレの言葉を、あらためて読みました。
イスラム文化の柔軟性、イスラム文化が西洋文明の源のひとつとなっていることを知悉しているチェーザレ・ボルジア。興味はつきません。
「ユダヤであろうが イスラムであろうが 信仰の形は違えど 神が神であることに 変わりないだろうに 何故 こんなことでいがみあわねば ならない
もともと 生まれた場所も 肌の色も 言葉すら異なる この世界で 自分達以外の 人間 宗教を 排除しようと いうのが 間違っている」
惣領冬実 破壊の創造者 チェーザレ(3)
2007年4月 講談社
743円
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Thursday, 26 April 2007
『イタリアの古都と街道』が文庫化されました。
イタリアものしり紀行
紅山雪夫
新潮文庫
2007年4月 552円
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Saturday, 07 April 2007
イタリアで大の字
小栗左多里&トニー・ラズロ
ソニーマガジンズ、2007年4月
1100円
トニーさんはナポリ民謡の録音までしています。
F1が開幕しました。フェラーリが勝てなかった時代、1987-1993年を特集した雑誌(F1速報PLUS 2007年VOL.8)を、とても懐かしく読みました。当時、Agipの黄色いTシャツを着て、スカラ座来日公演の《カプレーティとモンテッキ》を聴きに行ったりしました(E席でした)。パスポートカバーには、いまもって、プロストのヘルメットの大きなシールが貼ってあります。
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Monday, 19 March 2007
バール、コーヒー、イタリア人
島村菜津
光文社新書
2007年3月、720円
イタリア語教室でつまらなかった授業のひとつ(先生、スミマセン。そういえば大学の語学必修でイタリア語ができたとは、羨ましい...)は、買い物とレストランやバールでの注文の仕方でした。per favoreを絶対に忘れるな、という教えだけは本当に役に立っています。
この本には、イタリアのコーヒーの種類がとてもわかりやすく載っています。
また、ナポリがエスプレッソの聖地だということも書かれています。リストレット(濃いエスプレッソ)はスプーンが立つほどだ、という冗談(トトが言ったとか)があるくらいに、南へ行くほどエスプレッソは濃くなるとのこと。
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Friday, 16 March 2007
アクト・フォー誌最新号に、サッバティーニの着物姿が載っています。昨秋の世界遺産音楽祭2006京都での写真です。
同誌の特集はシチリアでした。
アクト・フォー誌2007年2・3月号
特集 シチリア島の夕べの祈り
マエストロ・ムーティへのカードで、折り紙で羽織袴を作って、マエストロの顔写真を添えたことがあります。お出しして失礼だったかもしれません。でも、もしかしたら、似合うかもしれないなあ、とそのとき思いました...。
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Saturday, 10 March 2007
青池保子さんの漫画『アルカサル―王城―)』が完結を迎えそうです。
史的事実として結末を知っているだけに、未完のままでいてほしかった、という想いが強く、完結編・前編は涙なくして読めないのですが、それでも6月の完結を心待ちにしています。
(青池さんの『エロイカより愛をこめて』には、このエーベルバッハ少佐の絵柄はどうみてもマエストロ・ムーティだなあ、という絵もあります。
ドン・ペドロは連載当初からわたしの中では若きマエストロでした...。)
今年は田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』も記念の年のようで、大好きな道原かつみさんのコミックス版が、去年の新連載に続き、復刊されます。
キルヒアイスの存在は、『アルカサル』のロペスとともに、かつてのわたしの心の慰めのひとつでした。彼らが見せた信義、忠誠は、わたしのマエストロへのかわらぬ気持ちでもあります。
青池保子 『アルカサル―王城―)』完結編・前編
プリンセス・ゴールド誌 2007年3+4月号
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Wednesday, 07 March 2007
イタリア・マフィア
シルヴィオ・ピエルサンティ
ちくま新書
2007年3月 720円
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Saturday, 24 February 2007
フォンタナの本を読みましたが、マエストロ・ムーティに関する記述には、心を鎮めるのがむつかしい箇所が多かったです。
この本は、役職を去った人がよく書くような暴露本ではなく、たとえば、歌手たちについてもさらりと触れられているに過ぎません。フレーニ、テバルディ、ゲンチャといった歌手について、今悪く言うオペラ関係者はおそらくいないでしょうし、フォンタナも深い敬意を表しています。本の重点は、スカラ座総裁に至るまでの道のり、そして、スカラ座での成果におかれています。
その中で例外的といっていいでしょうが、マエストロ・ムーティについてはその指揮者・音楽家としての力量を認めながらも、人物に関しては手厳しく描いています。
特に、「スカラ座で働くほとんどすべての人たちが、芸術家としてのムーティに対してではなく、人間としてのムーティに立ち向かい、反対した」というくだり、マエストロがどういう人間だから彼らの抵抗にあったかを書いている部分には、当時同様、猛反論したい気持ちを抑えることができませんでした。
この本の紹介記事でもとりあげられていましたが、フォンタナが総裁としてのキャリアの中で最も危機を感じたのが、スカラ座での《椿姫》上演がストライキに遭遇したときだったそうです。
1995年6月2日のことで、マエストロの楽屋で芸術監督Roman Vladもまじえて3人で解決策を話し合い、マエストロのピアノのもと、歌手が衣装をつけて舞台にのぼり、合唱団も舞台にいる、そうすれば、上演について正当な権利をもつ聴衆も満足する、という結論になりました。マエストロは寛容にもそれを受け入れ、スカラ座の歴史に残る上演となった、と記述されています。
結局、マエストロ・ムーティとの「確執」については、これまで報道されていた以上のことはこの本では知りえませんでした。
A scena aperta
Carlo Fontana
Ecleta, 2006
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Tuesday, 20 February 2007
モストリークラシック誌最新号では、マエストロ・ムーティの東京のオペラの森出演が盛り上がっています。
ひとつは、バルチェッローナへのインタビュー。
モストリークラシック誌 2007年4月号
STAGE! ダニエラ・バルチェッローナ
インタビュアーは、「ムーティはロッシーニよりもヴェルディを得意としていると思いますが、その辺りの不安はないですか。」と、びっくりするようなことをたずねています。
バルチェッローナは、こんな質問をされて、どう思ったでしょうか。
「略)偉大でクレバーな指揮者ですので、素晴らしい指揮をして頂けるのではないかと期待しています。ムーティとは、(略)いつも音楽的な深い表現を獲得することが出来ているので、今回もとても楽しみにしています。」
もうひとつは、4月のおすすめ公演にあがっていること。星三つをつけた人たちもいます。
モストリークラシック誌 2007年4月号
音楽生活投資委員会
4月の公演、これが買い!
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Sunday, 18 February 2007
昨年イタリアで出版されたクライバーの本に、マエストロ・ムーティとの親交を記述した章があります。
クライバーが「黄金の指揮棒」、トスカニーニの指揮棒を模したものを授与された際の、マエストロの言葉とクライバーの言葉が、当時のCorsera 紙記事(1995年2月19日付)から引用されています。クライバーの膨大な追悼記事の中で、写真とともに紹介されていたエピソードのひとつでもあります。
Mauro Balestrazzi
Carlos Kleiber Angelo o demone
L'Epos, 2006
Baccetta d'oro
1995年2月18日、クライバーはミラノに戻ってきた。「黄金の指揮棒」、トスカニーニの指揮棒を模したものを授与されるためである。それは、「あらゆる条件から自由で、完全に自立したキャリアをくりひろげていること」に対する賞である。その機会に、リッカルド・ムーティは彼に、非常に愛情のこもった言葉を贈った。
「カルロスは自分にもたらされた数限りない称賛をわきまえています。彼は、絶滅途上にある演奏家人種の世代の中で、もっとも稀な例のひとりです。私は度肝を抜かれています。彼の演奏はすべて、湧き出る泉の水のような驚きをもたらすからです。我々は、彼が演奏の準備に細かく心をくだいているのを知っています。それでいて、即興性があり、解放的で、到達不可能な演奏になっていることを知っています。私は彼には無理強いしてきませんでした。彼の独立性を称賛しているからです。けれども、私がプライベートに彼に言ってきたことを、公けの場で再び繰り返して言います。スカラ座はあなたの歌劇場です。La scala e' casa sua.」
そして、さらに。「私は自分の友情の気持ちを強要として使いたくありません。けれども、彼には、スカラ座がいつも自分を待っていることがわかっています。」クライバーは短い言葉で感謝した。「この賞の意義に感謝するだけでなく、賞の素晴らしさにも感謝します。イタリアとスカラ座を愛しています。私を招いてくれた、友人であるリッカルドにも感謝します。」
脚注:La Scala corteggia Carlos Kleiber. Muti: "E' la tua casa, ti aspettiamo" ,in Corriere della Sera, 19 febbraio 1995
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Saturday, 17 February 2007
音楽現代誌最新号もクライバー特集で、ドイツとイタリアで最近出た2冊の本を短く紹介しています。
イタリアの本は本当に興味深い内容です。記事や関係者のコメントでクライバーの足取りをたどっています。
フレーニはクライバーと、ヴェルディ レクイエム、プッチーニ《マノン・レスコー》もやりたかったそうです。クライバーにそう語ったところ、彼の答えは、《マノン・レスコー》はとても気に入っている、ただ最終幕によく理解したい部分がある、というものだったとか。上演されていれば...。
マエストロ・ムーティとクリスティーナさんのコメントも、心を動かされるものです。
クリスティーナさんの、彼はイエスかノーかの男だ、というコメントは、彼女の魅力のひとつがどこにあるか、人の心をぎゅっとつかむキャラクターであることをよく表しているかもしれません。だからこそ、クライバーがラベンナ音楽祭に出演したのだ、と思ってしまいました。
音楽現代誌 2007年3月号
特集・クライバー 巡礼の旅へ
クライバー 関連書籍・海外出版情報
Mauro Balestrazzi
Carlos Kleiber Angelo o demone
L'Epos, 2006
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Thursday, 15 February 2007
注文していたクライバーの本とフォンタナの本が届きました。
クライバーの本は、とりあえず、ラベンナ音楽祭の項と黄金の指揮棒授与の項をまず読みました。
ラベンナ音楽祭の項では、クライバーがショルティにかわって同音楽祭に出演するに至った経緯を、クリスティーナさんの言葉を引用しながら紹介しています。
黄金の指揮棒授与の項には、マエストロ・ムーティとの親交も書かれています。
バイエルン国立歌劇場でマエストロが《アイーダ》を上演したときに、リハーサルにクライバーが来ていたことが二人が知り合ったきっかけ、というクリスティーナさんの言葉に始まり、クリスティーナさんとクライバーが交わしていた手紙も紹介されるなど、とても興味深い内容です。
クライバーをとりあげたイタリアの新聞記事も掲載され、資料的価値は高いといえるでしょう。
後でマエストロに関係する部分を訳してみます。
Carlos Kleiber Angelo o demone?
Mauro Balestrazzi
L'epos, 2006
28,80 euro
フォンタナの本は薄く、ざっと目を通しただけでも、マエストロに関することのみならず、他にも興味をひかれる記述があるのに気づきます。
これも、この本に関する記事とともに、後で紹介します。
A scena aperta
Carlo Fontana
Electa, 2006
19 euro
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Tuesday, 06 February 2007
上演のニュースに接して以来、ずっと観たい、聴きたいと思ってきたマエストロ・ムーティのフィレンツェでの《フィガロの結婚》の映像を、やっと観ることができました。昨晩から夢中になって観ています。
初日の1979年12月20日の映像ですが、マエストロがピットに現れたときから雷鳴のようにとどろく拍手とブラボーのかけ声。映像も、舞台と同じくらい、マエストロの指揮姿をとらえていて、流麗で無駄のない、スタイリッシュな動きにはみほれてしまいます。指揮台上で機敏に動き回るのは、今と同じ。その生き生きとした動きにぴったりの音がオーケストラから出てきます。
マエストロのすぐ右手にいるヴィオラのトップは店村さんでしょうか。マエストロの指揮から目をいっときも離さず、懸命に弾いている姿が頻繁に登場します。
マエストロのはじめてのモーツァルトのオペラの映像を観ることができて、とても幸せです。キャストなどの上演記録はまた項をあらためて紹介します。
モーツァルト 《フィガロの結婚》
1979年12月20日 フィレンツェ歌劇場
Thomas Allen, Margaret Marshall, Helen Donath, James Morris, Rohangiz Yachmi
演出 Antoine Vitez
ちょうど、PR誌『図書』の2月号にダ・ポンテの生涯をかいつまんで紹介した文が載っていて、興味深く読みました。
図書誌 2007年2月号
ロレンツォ・ダ・ポンテという男―十八世紀ヨーロッパを流離した自由人
山之内克子
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Wednesday, 31 January 2007
久しぶりに読み返してみて、トトやカッチャーリに触れていることに驚いた本があります。10年近く前の本です。マエストロ・ムーティに関するイタリア語の記事が読めるようになってはじめて、マエストロと接点があることがらがこの本に出てきていることに、気づきました。
イタリア・都市の歩き方
田中千世子
講談社現代新書
1997年3月20日
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Monday, 29 January 2007
Corriere della Sera 紙はミラノの新聞で発刊は1876年ですが、スカラ座の歩みをCorsera 紙の紙面、記事、写真でたどった本が出ています。
先日紹介したこの本を入手し、ざっと目を通しました。
マエストロ・ムーティももちろん、登場します。
スカラ座におけるマエストロについては、既に素晴らしい本が2冊出ていて、そちらのほうが、もちろん充実しています。しかしながら、それ以降の、アルチンボルディから辞任に至るまでの歩みを、早足でこの本は追っていますし、別のスカラ座の歴史の本と異なり、写真がふんだんに使われています。
UN PALCO ALL'OPERA
Il Teatro alla Scala nelle pagine del Corriere della Sera
Pierluigi Panza
Fondazione Corriere della Sera, 2006
30euro
http://fondazionecorriere.corriere.it/it/pubblicazioni/11_list_db_details/db_detail112.php?sez=Pubblicazioni&id=112
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イタリア12小都市物語
小川煕
里文出版、2007年1月
2500円
ラベンナの美術についても書かれています。
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Sunday, 28 January 2007
カラヤンとフルトヴェングラー
中川右介
幻冬舎新書
2007年1月、840円
著者はあとがきで、人々の内面、感情については、想像して書いた部分がある、とはっきりと「解釈」であることを断っています。「事実」は検証済みのものを使用しているとしながらも、「物語」であることを認めています。そのような「評伝」であるならば、もっと、主観、視点を明確に出してもよかったのではないか、と思うのですが。
マエストロ・ムーティについてこのような本が出されることを想像すると...
やはり、心は嵐です。
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Saturday, 27 January 2007
クライバーのファンの平澤さんのサイトで、イタリアでクライバーの本が出版されたことを知り、注文しました。
27日のブログでも再び紹介されています。
まだ届いていませんが、目次からマエストロ・ムーティについても触れられているのがわかり、読むのがとても楽しみです。
http://www.thrsw.com/
Mauro Balestrazzi
Carlos Kleiber
Angelo o demone?
L'Epos
2006 € 28,80
http://www.lepos.it/home/php/schede/scheda_libro.php?id_lepos_libro=947
(ココログの調子が悪く、サーバーダウンが続いています。原因は個人的なものなのか、ココログそのものにあるのか、わかりませんが、サーバーダウンで画面が消えてしまったときには本当に言葉を失いました。)
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Saturday, 20 January 2007
モストリークラシック誌最新号に、マエストロ・ムーティとケルビーニ管の《ドン・パスクァーレ》の様子が載っています。
添えられているカーテンコール写真のマエストロの笑顔がとても嬉しいです。
先月号に続きピアチェンツァの様子を知らせてくれる同誌に感謝。
モストリークラシック誌2007年3月号
ピアチェンツァ発
指揮者リッカルド・ムーティ、若者たちと育む真の音楽
ドニゼッティ「ドン・パスクァーレ」をイタリア2都市
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Friday, 19 January 2007
書評を読み、ミラノに行く機会があったら内容を見て購入しようと思っていた本があります。Corsera 紙に書いているジャーナリストによるもので、この2~3年はマエストロとスカラ座をめぐって随分彼の記事を読んでいます。
届いたら、また紹介します。
Un palco all’opera:
il Teatro alla Scala nelle pagine del Corriere della Sera
Collana: Il Corriere racconta
Pierluigi Panza
Rizzoli
2006、30ユーロ
http://fondazionecorriere.corriere.it/it/pubblicazioni/11_list_db_details/db_detail112.php?sez=Pubblicazioni&id=112
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Saturday, 13 January 2007
11日はマエストロ・ムーティからたくさんの元気をもらいました。いったい、どれだけの人をマエストロは幸せにしていることか!
また、出版が遅れていたクライバーに関する本が11日に届きました。
コンパクトで、白と黒にまとめられたシンプルな本で、ほぼ各ページにある指揮姿の白黒写真が、どれもとても魅力的。
ディスコグラフィでは、やはり、平沢透さんのクライバーのサイトに触れていました。
http://www.thrsw.com/
ユーモアの項では、有名な、「天国のトスカニーニからチェリビダッケに宛てた手紙」がここでも紹介されていました。
また、リハーサルでこういうように演奏してほしい、と表現する際の比喩もクライバーは有名ですが、スカラ座での、オテロとデズデモナの第一幕二重唱の冒頭についての模様も紹介されていました。その無重力の中を浮遊するような透明な響きについて、クライバーは、クリスマス・ツリー上に飛び散る雪の結晶のように演奏して、と言ったそうです。(クライバーのロマン溢れる表現をうまく訳せないのが情けないです)
マエストロには触れられていませんでしたが...。
Carlos Kleiber - der skrupuloese Exzentriker
Jens Malte Fischer
Wallstein 2007
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Friday, 12 January 2007
イタリアの音楽雑誌、Classic Voice 誌1月号は、マエストロ・ムーティがカバーストーリーです。トスカニーニについて語っているとのこと。
Classic Voice 誌 2007年1月号
Toscanini secondo Muti
入手できたら、紹介します。
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Wednesday, 10 January 2007
先日紹介したマエストロ・ムーティについての1971年の記事に載っている上演オペラ、《マレキアーロの居酒屋》、《ラ・ディリンディーナ》、《清教徒》、《群盗》、《ドン・パスクァーレ》、《アイーダ》、《アッティラ》、《アグネス・フォン・ホーエンシュタウフェン》は、どれもプライベート盤が出ています。もっとも、《マレキアーロの居酒屋》は、愛好家が放送録音をLPにした、という程度のものですが。
マエストロのプライベート盤(オペラ)はすべて入手していると思っていますが、それを確認するのに、かつてとても重宝した本があります。
オペラ ディスク コレクション 新版
野崎正俊
アートユニオン 1999年9月15日
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Friday, 05 January 2007
以前から言われていましたが、スカラ座前総裁のフォンタナが、自身の劇場での歩みを振り返った本を出します。イタリアでは1月25日23日発刊。スカラ座にも2月5日にお目見えします。
マエストロ・ムーティとの不和についても記述されていると、今日のレプッブリカ紙は報じています。
記事では次のように紹介されています。
フォンタナによれば、「ムーティと共に自分の夢を実現できる、彼のかたわらで、多くの人が共有できるプロジェクトを遂行できると思っていたといっていいだろう。彼とチームを組んで、変革を実行できると考えていたといっていいだろう。」けれども「彼とチームを組むことを私は望んでいたけれども、それはムーティからは、いわば干渉として解釈されていたということがわかった。」対立の理由は、フォンタナによれば、「個性の違いというよりも文化的なもの」であり、「スカラ座を統率するにあたって、絶対君主のような存在が必要である」という立場の中にあった。リッカルド・ムーティは「自分自身を組織と一体化する域へ達していた。彼によれば、ムーティがスカラ座だったのである。」
以上のような記事の内容は、すでに、フォンタナの口から何度も言われていましたし、ほかにも、そのようなことを言っていた人たちがいました。
オンライン書店や出版社のサイトにはまだ出ていません。
読んだら、また紹介するかもしれません。マエストロの良きファンは無視すべき本なのでしょう。
でも、わたしは何があっても、いつでも、いつまでも、いつまででも、マエストロ・ムーティの側です。
A scena aperta
Carlo Fontana
Electa, 19euro
2007年1月25日発売
2007年1月5日 la Reppublica 紙
L´ex sovrintendente ha raccolto in un volume i suoi quindici anni alla guida del teatro lirico
Fontana, segreti e bugie sulle onde della musica
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Wednesday, 27 December 2006
マエストロ・ムーティはしばしば、モーツァルトのダ・ポンテ三部作はイタリア・オペラであると言い、それらの作品におけるイタリア語の存在の重要さを語っています。
ちょうどそのことに関連する本が出ていたのですが、ざっとは目を通せても、はたしてしっかり読みきれているのかどうか自信がありませんでした。
やっと邦訳が出て、気になっていた箇所をあらためて確かめることができました。
モーツァルトとダ・ポンテ ある出会いの記録
リヒャルト・ブレッチャッハー
アルファベータ 2006年12月25日
3800円
Mozart und Da Ponte
Richard Bletschacher
Residenz Verlag
2004年1月
マエストロのザルツブルク音楽祭での《コシ・ファン・トゥッテ》のDVDが出たとき、ある場面でのフィオルディリージのレチタティーヴォについて、言い間違いではないか、というご指摘を音楽専門家の方から受けました。
CD(LP)もDVDも同じ内容になっています。
すなわち、第二幕で姉妹が恋人の変装に気づかず、恋人の役割交換をした青年たちと恋に落ち、フィオルディリージがそれではいけないと、軍服を着て恋人のもとへ、戦場へ赴こうとする場面です。
マエストロのCDとDVDでは、フィオルディリージは自分にはグリエルモの軍服を、ドラベッラにはフェランドのを、デスピーナに持ってこさせています。
わたしは、新しい恋人に惑わされてはいけないと操をたてる気持ちでそうしたのだと、ずっと思ってきました。
けれども、台本ではフィオルディリージはフェランドの軍服を着るし、ドラベッラはグリエルモのを着ます。
そのことについて、この本ではこうなっています。
フィオルディリージはもう自分がフェランドでないほうと婚約していたことをはっきり憶えていない、それは哲学上はアイデンティティの喪失であるが、彼女の心は愛してはいるが、誰を、なのかは知らない。
この本によれば、台本どおりこそが、「女はみんなこうしたもの」というドン・アルフォンソの哲学の主要命題と一致することになります。
言い間違いかどうか、調べていこうと思っています。
2006年12月28日5時39分追記
クラシックジャーナル誌最新号(2006年12月号)に上記本の書評が載っています。原書・訳書ともに注意深く読んだほうがいいようです。
(この記事に続きはありません)
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Friday, 22 December 2006
団塊の世代、シニア向けのリッチな雑誌でイタリア旅行特集が次々となされていますが、そういったものとはまた異なった、イタリアへの愛情溢れる本が出ました。
スペルのミスなどもありますが、オリーブオイルやワイン(特にランブルスコ)についての話などは、読んでいてとても面白かったです。
イタリア好き
篠 利幸
ソニー・マガジンズ
2006年12月20日、1900円
http://blog.tabista.jp/italia/
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Friday, 15 December 2006
数年前にパバロッティのマネジャーが本を出して話題になり、ざっと立ち読みしたときに、マエストロ・ムーティについてあまりいい気持ちのしない記述があったのを覚えています。当時知りたかったのは、《ドン・カルロ》上演のことで、少し触れられていました。
邦訳が出版され、結局、記述は直されることなく版を重ねていたようで、日本語版にもマエストロについて愉快とはいえない描写があります。
また、フィラデルフィア管と《オテロ》を上演しようとして、マエストロがパバロッティを誘っていたことが、この本にも載っています。
王様と私
ハーバート・ブレスリン アン・ミジェット
集英社 2006年12月
2800円
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Thursday, 07 December 2006
(2006年12月6日午後10時23分の記事です。)
赤川次郎さんがPR誌『波』に『ドイツ、オーストリア旅物語』を連載しています。エッセイと小説の両建てで進行しています。
連載最初の頃に、ウィーンのインペリアルホテル近くの横断歩道の話が載っていました。とても長い横断歩道があり、のんびり歩いていると、真ん中あたりで赤信号に変わってしまうほどで、ふだんから大股超速足のわたしでも、向こう側に渡るのに青信号ぎりぎりといったところなのです。
12月号では、赤川さんが阿部謹也、藤村信の死に触れ、敬愛する二人が相次いで亡くなった、と冒頭書いています。同じような考えの人がここにもいる、ととても興味深く思いました。
波誌 2006年12月号
ドイツ、オーストリア旅物語
赤川次郎
なお、新潮社からはウィーン国立歌劇場団員歌手の方の自伝が出ます。
ウィーン わが夢の町
アンネット・カズエ・ストゥルナート
新潮社 2006年12月21日
1470円
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Monday, 04 December 2006
イタリア語初級あるいは入門書で、面白い本が出ています。主要都市(ローマ、フィレンツェ、ヴェネチア、ミラノ、ナポリ)を旅行しながら、文法、会話、イタリアの歴史を学べる内容になっています。
この本は、読むのは非常に簡単です。でも、1年の勉強でこれだけしゃべれるとは、本当に羨ましいです。
旅行先のナポリの歴史についても簡単に触れられています。
はじめてのイタリア語
楽しく歴史も学べる
岩倉具忠
近藤直樹
カパッソ・カロリーナ
丸善株式会社 2006年11月30日
1750円
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Wednesday, 29 November 2006
ナポリのバロックにもページが割かれている本が出ました。カラバッジョおよびカラバッジョ派についても書かれています。
世界歴史の旅 イタリア・バロック―美術と建築
宮下規久朗
山川出版社 2006年11月24日
2800円
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Saturday, 25 November 2006
五木寛之さんの小説『四季』の布由子篇に、マエストロ・ムーティとスカラ座来日公演の《ナブッコ》がほんの少し登場するのは、おそらくよく知られているところでしょう。日刊ゲンダイにも来日公演の様子を書いていました。
また、イタリア車が彼の小説には登場しますし、モータースポーツにも大きな関心を持っている人です。
その五木さんが、先日ラジオ出演の折(23日NHKラジオ第一『五木寛之が語る日本人の愛唱歌』)、田島貴男をほめていたので、びっくりしました。確かに、五木さんが詩を書いた『青年は荒野をめざす』をカバーして素晴らしい歌唱を披露していて、その歌いぶりをほめたとしても不思議ではありません。
田島貴男、オリジナル・ラブは1990年代に追い続けたアーティストです(もちろん今でも好きなアーティスト)。渋谷クラブクアトロでの、心、魂を奪われて終演後放心するしかなかったライブの翌日、マエストロ・ムーティのスカラ座開幕公演《マクベス》大成功の報に接し、インターネットの読めないイタリア語ニュースに、ただただため息をついていたことが想い出されます。
あの10年間、フィラデルフィアを去ったマエストロを追って、すぐにイタリアへ聴きに行くべきではなかったのか、いまだに深い悔いが残りますが、オリジナル・ラブのライブをいくつも聴けた喜びはベツモノです。
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Sunday, 19 November 2006
マエストロ・ムーティはジャコモ・レオパルディの《無限》の詩が好きで、インタビューでその一節を朗読したりしています。
原文はもちろん、英訳、イタロ・カルヴィーノによる解題などで、レオパルディの数々の詩を読んできましたが、この夏に丸善の検索で邦訳新刊を見つけ、狂喜しました。知り合いへのクリスマス・プレゼントも、もちろん、これです。
レオパルディ カンティ
脇功・柱本元彦 訳
名古屋大学出版会
2006年5月刊 税込8,400円
http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN4-8158-0538-5.html
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Friday, 10 November 2006
それでもクラシックは死なない!
松本大輔
青弓社 2006年11月1日
1890円
マエストロ・ムーティがフランス国立管を振って録音した、チャイコフスキー《悲愴》のCDを称賛しています。ムーティはライブの人、という観点です。
同様の視点から、スカラ・フィルとのベートーベン交響曲全集にも言及。
この全集は、わたしも気に入っています。第九を聴くためだけでもミラノへ行けばよかったと、遅すぎたイタリア行きを一生悔いることになりそうです。
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Wednesday, 01 November 2006
ラベンナの歴史風景も書かれています。
ビザンツ歴史紀行
今谷明
書籍工房早山 2006年10月
2310円
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Saturday, 28 October 2006
この方にはかなわない、といつも苦笑しているのが石戸谷さんです。
ファンの視線で書いているものが随分あり、そういう1冊がまた出ました。
石戸谷結子のおしゃべりオペラ
新書館 2006年10月
1680円
http://www.shinshokan.co.jp/dance/index_dance.html?info-oshaberi.html
石戸谷さんはマエストロ・ムーティを、「旬のオペラ指揮者―ご贔屓ベスト6」のひとりにあげています。
使用されている写真は、たぶん、ザルツブルク音楽祭での《椿姫》リハーサルのものです。
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Friday, 27 October 2006
マエストロ・ムーティを、チェーザレ・ボルジアの生き方に重ねて見ていた頃が、かつてありました。生き急がないでほしい、と心から願っていましたが、幸い、本当に馬鹿げた杞憂だったようです。
『君主論』、塩野七生さんの本のほか、漫画でも何冊かチェーザレ・ボルジアをとりあげたものがあり、最近では、大好きな惣領冬実がとても興味深い描き方をしています。
塩野七生
チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷
さいとうちほ
花冠のマドンナ
氷栗優
カンタレラ
川原泉
バビロンまで何マイル?
惣領冬実
チェーザレ
講談社 2006年10月23日
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Sunday, 22 October 2006
9年間ミラノの市長を務めたGabriele Albertiniが在任中を振り返った本が、24日に出版されます。マエストロ・ムーティのスカラ座辞任についても触れているようですが...。
雑誌掲載の、マエストロのスカラ座デビュー30周年記念パーティの記事で、アルベルティーニ、フォンタナ、コンファロニエリから祝福の握手を受けている写真、そして、スカラ座内部を模した大きなケーキを嬉しそうにのぞきこむマエストロの写真を、ちょうど見たばかりでした。大勢の人の笑顔と拍手姿が本当にまぶしい記事でした。
Chi 誌 2000年11月10日号
Riccardo Muti Trent'anni di Scala
2006年10月20日 Corriere della Sera 紙
Amici, nemici e la sfilata in mutande Albertini racconta gli anni da sindaco
Gabriele Albertini
Nella stanza del sindaco
Nove anni al governo di una metropoli che cambia
Con Carlo Maria Lomartire
Editore Mondadori
Anno di pubbl. 2006
Pagine 192
Prezzo € 9,40
ISBN 8804561653
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Saturday, 21 October 2006
ここでも紹介したように、9月末に書評を読んで注文し、ウィーンの書店で見つけて立ち読みしてきた本が旅行後ちょうど届き、辞書を引くのももどかしいくらいのぶっ飛ばし読みと付箋貼りの日々を送っています。
Divas and Scholars
Philip Gossett
The University of Chicago Press
著者であるシカゴ大学教授Gossettとマエストロ・ムーティの縁の深さに、この本でやっと合点がいったことを、ファンとして恥ずかしく思っています。また《モイーズとファラオン》のスカラ座のプログラムブックにも解説を寄せていることを教えていただいたので、是非入手しなければ、と思っています。
マエストロのほかにも、ロッシーニ上演の多いマエストロ・アッバードをはじめ、多数の演奏家による上演が登場しますが、マエストロ・ムーティの部分だけでも簡単に紹介できれば、と思います。
マエストロについては、ウィーンの《リゴレット》上演(1983年)が登場するのが、非常に興味深かったです。
Gossettによれば、この上演はグルベローバもブルゾンも素晴らしく、スキャンダルとは無縁のはずだったけれども、当時の音楽監督マゼールとウィーン社会の政争のあおりをくらい、クリティカルエディションでの上演がマゼールの新機軸だとして、メディアから冷たくあしらわれた、とのことです。著者によれば、そもそも、よりによって、なぜウィーンで《リゴレット》のクリティカルエディションによる上演なのか、ということになるのですが...。
ただ、上演の傷はテノール、マントバ公でした。当初の歌手は去り、公演キャンセルを選択するよりは、当時ウィーンにいたボニゾッリに歌わせることをマエストロは選び、個人的なリハーサルを重ね、上演にこぎつけた、と書かれています。
この選択は誤りだったという著者によれば、ボニゾッリは声が荒く、劇的な面では俗悪、音楽的知性もなく、クリティカルエディションによる上演、楽譜に書かれたとおりの上演ということが求めていることに無頓着で、クリティカルエディションが求める高音のカットに反抗的な態度を見せ、ブルゾンの不安な様子も、マエストロの怒りの視線も無視して、オフステージから歌う《女心の歌》で高音をbellowし続けた(がなりたてた)、とのことでした。
手元のスケジュール表では、当初はルケッティもマントバ公にキャスティングされていたようです。
先日、テープでこの上演を聴きましたが、グルベローバの素晴らしさにただただ圧倒されました。
ボニゾッリの力強い声にも心を動かされましたが、それはGossettの言うところの、イタリアの歌手にみられる、肺活量の強さ、声の強さであり、マントバ公をどう歌うかはわかっていた、という部分だったのかもしれません。
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Tuesday, 17 October 2006
音楽の友誌最新号のイタリアン・アーティスト特集を、非常に興味深く読みました。
音楽の友誌 2006年11月号
特集 やっぱり主役はイタリア人!
イタリアン・アーティスト大集合
最もイタリアを実感させてくれるアーティストとして、マエストロ・ムーティをあげている同誌執筆陣のコメントを、とても嬉しく思いました。
音楽の友誌 2006年11月号
私のイタリア
最もイタリアを実感させてくれる”これぞイタリア!”アーティスト・ベスト3”
また、堀内修さんが指揮者としてのマエストロについて、マエストロ・アッバードとの対比の中で、「北の出身か南の出身か」、「知性と軽やかさと明晰に対する、情熱と大胆さと華麗と言ってみても」、両者の大きな違いを解決できないと書き、「30代のムーティのエネルギーいっぱいのオペラが忘れられない。」、「スカラ座のムーティ時代は、やはり黄金時代だったのではないだろうか。これからのムーティの動向に、音楽界は注目している。」と書いているのを、とても喜ばしく思いました。
音楽の友誌 2006年11月号
イタリアの「指揮者」たちの群像
今、「音楽はイタリア」の神話が蘇る
ちょうど、イタリア特集号で、マエストロの1995年スカラ座来日公演での模様を紹介したファッション誌を入手し、マエストロは日本では、国歌よりも、カブールよりも、ガリバルディよりも、そしてバッジョよりももっとイタリアを象徴する存在である、とBruno Vespaが書いている記事を読み、幸福な来日公演の数々を想い出していたところでした。
Vespaの形容。南部のまなざしと聡明さ、北部の厳格さと信頼性。
まさにマエストロの中に見られるものといっていいでしょう。
また、同誌には、ローマでサンタ・チェチリアを指揮する公演に向かうマエストロ夫妻が、列車の運転室にいる写真も載っています。昨日は、将来のローマ歌劇場への登場で、マエストロとローマの絆がつながり始めたことが報じられていました。
MODA 誌 1996年3月号
Ti amo Italia
Riccardo Muti, il piu' amato dai giapponesi.
Bruno Vespa racconta Riccardo Muti
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Tuesday, 10 October 2006
The wonderful photographs of Maestro Muti and the Imperial chief concierge Mr Moser are seen in the hotel magazine.
Thanks for this informations.
the essence of LUXURY, edition 2005/2006
Classical Music Connoisseur
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Monday, 09 October 2006
Vincenzo Ramon Bisogni
All'ombra del Vesubio
Azzali
November 2005, 26,90euro
You can read about Maria Carbone, Cristina Muti's teacher in this book. Maestro Muti was said to be very much pleased to know this book had been published.
You can buy this book also at ARCADIA, the music shop in Vienna.
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Saturday, 30 September 2006
クリティカルエディションについては、マエストロ・ムーティも無関係ではありません。シカゴ大学出版から、クリティカルエディションなどが、過去の伝統的な演奏を求める演奏家、聴衆たちとの間でまきおこしたものをたどった本が出ました。
雑誌の評にもあるように、これは、最近出た前メトロポリタン歌劇場総支配人によるバックステージモノ(衝撃の内容ばかりでした、特に、バトルに関しては)ではなく、作曲家が本当に描きたかったものは何か、を追求してきた作者の立場に基づく、演奏鑑賞履歴です。
マエストロ・ムーティについては、1982年スカラ座開幕公演の《エルナーニ》のアンカット上演が登場するそうです。
クリティカルエディションについてはいつも興味津々なので、是非入手したい本です。
http://www.press.uchicago.edu/cgi-bin/hfs.cgi/00/176176.ctl
Gossett, Philip
Divas and Scholars: Performing Italian Opera.
698 p., 92 musical examples. 6 x 9 2006
Cloth $35.00 0-226-30482-5
University of Chicago Press
Fall 2006
2006年9月30日 New Republic 誌
The Pen and the Baton
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Saturday, 23 September 2006
マエストロ・ムーティに関する本が2005年に出版予定のままで、オーダーは出しているものの、とても気にかかっています。
l'Opera誌などに寄稿しているイタリアの音楽評論家が執筆しているもの。
別の執筆者による、フィレンツェでのマエストロの音楽活動を扱った本も出版予定のままです。
Riccardo Muti e il Teatro Musicale
Giancarlo Landini
Edizioni Nomos
2005
イタリアのオンライン書店にはいろいろありますが、今年にはいって偶然古書を購入した書店は、送料のことも含めて、取引全般にとても好感のもてるものでした。
イタリアのこと、音楽、美術、映画に関することなどで、いつもわたしの興味をかきたててくださる方もこの書店を推奨していることを知って、驚くとともに、やはりそういう書店だったか、と嬉しく思いました。
先日紹介したナポリの音楽に関する本も、そこで購入しました。
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Friday, 22 September 2006
2007年は鈴鹿でF1が開催されないというニュースは、本当に淋しいです。
ちょうど、8月に『日本の名レース100選』(三栄書房)で「1987年F1日本GP」が出たばかりで、とても懐かしく読んだところでした。車両規則の様々な変遷の中、ヘアピンカーブを上がってくるフェラーリの自然吸気エンジン音は、びっくりするくらい美しかった。そして、アルボレートもセナももういません...。
かつては、モータースポーツ・ファンである以上、煙草のコマーシャルは避けて通れず、好きなドライバーやチームの名前の入ったマールボロのステッカーやTシャツは、今は大切な宝物です。
そして、マエストロ・ムーティが煙草を手にする姿も...。
写真や映像、目の前で随分見てきましたが、いまだに、その姿はちょっとまぶしいです。ロスマンズロイヤルズ(パッケージの美しさ!)、マールボロライトのロングなど、目にするたびに、モータースポーツ(広告規制以前)とマエストロのタバコは仕方がない、と受け入れてきました。
先日読んだRadio Times誌のマエストロのインタビュー記事の写真も、煙草を手にした若々しい笑顔で、見ている側も思わず笑みがこぼれてしまうほど、生気と陽気さが溢れていました。もちろん、今もその笑顔の魅力は変わりません!
Radio Times 誌 1977年7月23日号
Neapolitan flavour
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Wednesday, 20 September 2006
マエストロ・ムーティをときどきばっさり斬ることのある評論家の山崎浩太郎さんが、レコード芸術誌最新号でマエストロの新譜を好意的に紹介していました。《モーゼとファラオ》について、最終幕の祈りの合唱部分などを称賛していました。嬉しい驚きです。
レコード芸術誌 2006年10月号
『話題のnew disk』~『近年のロッシーニ研究の成果を見事に実践 ムーティの快挙』
ロッシーニ 《モーゼとファラオ》
TDK CORE
2003年12月21日ミラノ・スカラ座におけるライブ収録
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ナポリの1500年代から1800年代の音楽の歴史を扱った本を入手しました。
美しい絵、写真が満載のもので、マエストロ・ムーティのインタビューが最後に載っています。
マエストロがカルーソーについて言及しているのを、とても興味深く思いました。来春までにはインタビューを紹介したいです。
Amici della Scalaが出版に関わったものです。同サイトにも載っています。
http://www.amicidellascala.it/capitalimusica.htm
Titolo: Le capitali della musica - Napoli
Scritti di: Graziella de Florentiis, Marta Lucchi, Bianca Maria Antolini, Giampiero Tintori, Giovanna Ferrara Fargnoli, Sergio Martinotti, Giancarlo Landini
Intervista a: Riccardo Muti
Aspetti della civilta' musicale nella Napoli dei nostri tempi
Anno: ottobre 1987
Editore: Amilcare Pizzi ©
Pubblicato grazie a: Pubblicato grazie a Banca Sannitica
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Monday, 18 September 2006
先に紹介したマエストロ・ムーティのメッセージの中にあったCitatiの本は、次のものです。
Pietro Citati
Israele e l'Islam
Le scintille di Dio
pp. 280,
Mondadori, 2003
ISBN 8804520205
17,00euro
廉価版も出ています。
http://www.centolibri.it/search/risultato_cat.jsp#
マエストロ・ムーティは読んでいる本をインタビューなどでときどき語っています。
大学で読んで感銘を受けていたアウグスティヌスの《告白》があがったときには、驚きました。この書の、人生を振り返り懺悔する部分には、特に胸を打たれます。
ルソーの《告白》とともに青春の書であり、「今もここにある書」です。
アウグスティヌス
告白
岩波文庫
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Friday, 15 September 2006
マエストロ・ムーティが、ベームとともにウィーン・フィルと初来日したときの記事が載っている音楽の友誌は、わたしが大切にしているもののひとつです。
マエストロはカラー・グラビア2ページで紹介されています。名古屋におけるリハーサル写真のアポロンのような若々しさ!また、大輪の花が咲いたように美しい、クリスティーナさんとの写真も載っています。
この来日公演については、手元に録画(アンコール曲《運命の力》序曲の途中で切れています!)とエアチェックテープとがあり、これは心から深く感謝している方々の存在のおかげです。
NHKが過去の映像の商品化を企画しているので、是非、マエストロのも実現させてほしいです。
音楽の友誌 1975年5月号
巨匠の期待を担う新鋭 リッカルド・ムーティ
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Thursday, 14 September 2006
音楽の友誌最新号はウィーン・フィルの特集を企画しています。
マエストロ・ムーティについて、興味深い記述がいくつかありました。
音楽の友誌 2006年10月号 特集 ウィーン・フィル徹底解剖
まさしく百花繚乱!!―俯瞰 ウィーン・フィルを振った歴代の指揮者たち より
ザルツブルクでEMIが開いたパーティ席上、音楽祭プレジデント以下、ラヴェンナ音楽祭プレジデントのムーティ夫人クリスティーナ、そしてEMIプレジデントが次々にスピーチを打った。最後にムーティが一言。「ボクだけが何のタイトルも無いんですけれど!」で会場が大爆笑。大丈夫、あなたは世界中が認める”無冠の帝王”なんだから!
山崎睦さんの披露するエピソードには大笑い。マエストロのウィットとユーモア溢れる気質がとてもよくうかがわれます。
3人のウィーン・フィルメンバーに聞く ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク ウィーン・フィルは音楽を一緒にやる一つの家族です。 より
最もいい指揮者と一人あげるのは難しいですね。(略)そして、2005年に日本へ行ったムーティ。ちょうど僕の誕生日と重なったので、尊敬している指揮者と一緒にその瞬間を持てて嬉しかったです。彼のアン・デア・ウィーン劇場での《フィガロの結婚》を体験しましたが、音楽と言葉の関係、歌手に対して徹底的に発音や表現の指導をするのです。その瞬間、瞬間に完璧を求めるので素晴らしいと思いました。カラヤン、ベームは体験していませんが、ムーティは一本の線で、教育をしてくれるし、伝統を一緒に引き継いでくれます。VPOには欠かせない指揮者の一人だと思います。
ヘーデンボルクさん、Kさん、ありがとうございます!
座談会 スタープレーヤーが語るウィーン・フィルの伝統と革新 より
井阪紘 私は今いちばんいい結果を出しているのはムーティではないかと思いますが。
ヴェルナー・ヒンク ムーティはとても素晴らしいです。ミラノ・スカラ座の音楽監督を辞めてから、とても自由になったと思います。
井阪 私もそう思います。今はとてもリラックスしている感じで。
クニバルトとより親しくなるために より
ムーティのこの事件は、1975年にベームと共に彼が初来日した時のことである。(略)彼は東京では振らせてもらえず、3月28日大阪で初めて指揮することができた。曲は「小ト短調」と呼ばれているモーツァルト交響曲第25番ト短調K183であった。この第三楽章のトリオは木管だけで演奏するように書かれており、オーストリア的雰囲気が豊かな部分だから、団員はナポリ出身のムーティを試してやろうと思ったのだろう。ずらかった連中は楽屋で楽器のリードを削っていたのだそうだ。(略)彼は声が良く、譜読みは得意中の得意だから、このくらいのことでは動じなかったのだ。それがかえって尊敬を得る結果に繫がったのである。
とっておきの話 若造は試練を受ける より
クニバルトたちは企んだ
母さん子(Mutti)だか
肝っ玉(mutig)だか分からんが
あのナポリタンを試してやれ
(略)
若造顔色一つ変えず
歌い出した
トリオを全部
参った!
やっぱりあいつは
肝っ玉のムーティだったのだ
てなわけで本番は見事な
モーツァルトになったとさ
素晴らしいエピソードに快哉!!
この詩はドイツ語のがあるのでしょうか。読んでみたいです。
1975年の来日を扱った音楽の友誌は、わたしの宝物です。
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Saturday, 09 September 2006
塩野七生、若桑みどり、須賀敦子に導かれ、森川久美の漫画に夢をふくらませたイタリアへの憧れですが、フィレンツェを訪れることのできる日がくるでしょうか。
ちょうど、かつて、まるで漫画のようだ、と読んだ本も文庫本で出ました。
フィレンツェ歴史散歩
中嶋浩郎、中嶋しのぶ
白水社 2006年9月
2310円
前世への冒険 ルネサンスの天才彫刻家を追って
森下典子
光文社知恵の森文庫 2006年9月
700円
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Monday, 04 September 2006
既にいろいろな雑誌やサイトで紹介されていますが、音楽に関わる切手をとりあげた本に、もちろん、マエストロ・ムーティの切手も登場しています。
マエストロの切手としては、2004年のニューイヤーコンサートのほかに、この本で紹介されているスカラ座改修再開記念の切手があります。
マエストロはその誕生日である7月28日のところに、この美しい切手とともに載っています。
本の紹介が遅れて、申しわけありませんでした。マエストロをとりあげてくださって、ありがとうございました!
音楽・切手の366日
平林敏彦
薬事日報社 2006年7月3日
2800円
http://www.yakuji.co.jp/books/catalog/product_info.php?products_id=329&osCsid=74a3dff92ad65c9ae4510980ed90762d
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Friday, 01 September 2006
オーストリアを紹介している本に、マエストロ・ムーティのコンサートの様子が出てきます。著者のおつれあいの方がマエストロのことを非常に大好きならしく、ウィーンのジルベスターやザルツブルク音楽祭でのコンサートの様子が短く紹介されていました。
ウィーン・フィルのメンバーの間でも有名な方々のようですが、写真を拝見していて、そういえば、と思い当たるところがありました。
オーストリア・パッチワーク
布施敏夫
文芸社 2006年9月
2600円
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Thursday, 24 August 2006
今年のザルツブルク音楽祭を扱った雑誌、Part #1を入手しました。
雑誌といっても、暑さ2センチ近く、新聞半面大の高級社交写真雑誌。内容は、同音楽祭出演者の紹介、ネトレプコの特集、カラヤンの特集もありますが、全体として、ヴォーグ誌などのパーティーシーンの拡大版。
ザルツブルクの超高級ホテル、ゴールドナー・ヒルシュを過去訪れたVIPの写真の中に、マエストロ・ムーティとジェシー・ノーマンが親しげに挨拶をかわしている写真もありました。
Part #1
Salzburger Festspiele 2006
Kulturverlag Polzer
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Tuesday, 22 August 2006
アエラ誌最新号の特集でクラシック音楽がとりあげられていて、モーツァルトのレクイエムには、マエストロ・ムーティがベルリン・フィルを指揮したものが選ばれていました。
記事では、宇多田ヒカルが6月にNHKの『トップランナー』に出演したときのコメントがとりあげられていて、彼女にとって元気の出る音楽は、モーツァルトのレクイエム、その後半部分、と言ったそうです。
その番組は見ていないのですが、後半の昂揚感のある部分かなあ、と思います。
AERA 誌 2006年8月28日号
「ベストクラシック」から通へ
コンピの先ゆく初心者ガイドお薦め24枚
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Thursday, 17 August 2006
音楽の友誌最新号が、指揮者の特集を行っています。
3人の評論家の座談会にはマエストロ・ムーティについてのコメントもあり、それはとても興味深いものでした。ちょうど、ザルツブルク音楽祭に関する欧米の報道で、アーノンクールとマエストロ、ハーディングとマエストロ、という対比を行う記事を日々いくつか読んでいるところだったので、ますます面白く思いました。
現在、アーノンクールやハーディングを先端をいく指揮者とみなすのが有力のようですが、はたして、演奏家に先端も流行も先見の明もあるものだろうか、というのがわたしの考えです。マエストロについては、偉大なるスタンダードとみなされても大いに結構、と思っています。
東条硯夫さんが同じような意見を披露していて(東条さんはハーディングのモーツァルト派ですが)、とても嬉しく思いました。
また、東条さんは国際化の中、オーケストラの個性が失われることを憂えていました。
音楽の友誌 2006年9月号
特集 「指揮者の時代」
座談会 巨匠の時代から国際化の時代へ
柔軟さの中に、自分たちの個性的な音色をどれだけ保てるかが大切ですね。この場合「個性」というのは「お国柄」と言い換えてもよいと思うんですが、国際化の現代にあって、そうした個性は残念ながら失われつつあります。そんな中にあって、ウィーン・フィルやベルリン・フィルは比較的ましな方だと思いますけどね。
僕は断然ハーディング派なんですが、だからといって世の中の好みがハーディングの古楽的アプローチ一辺倒にはなってほしくはないですね。そんなことになったら、音楽というものの幅が狭くなって、つまらなくなってしまいます。ムーティの路線にもまだまだ展開のしようがあると思うし、(略)「今の時代はこうだ、こうあるべきだ」と決めつけるのは僕は嫌いだし、客観的にも危険だと思います。好きな音楽を好きなように聴く、それでいいんじゃないかと思いますね。
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Tuesday, 15 August 2006
ザルツブルク音楽祭では、メジャーレコードのPR紙誌をはじめ、いろいろな雑誌、新聞が配られているようで、いらした方から、マエストロ・ムーティが表紙になったものをいただいたことが何度かあります。
先日のスタンダード紙に載っていた新しい雑誌PART 1誌は、とても面白そうです。ファッション雑誌の関係者がたずさわったもので、第一号はNetrebkoがカバーストーリー。カラヤンについての記事もあるそうです。
発行元に照会していますが、入手できると嬉しいのですけれども...。
2006年8月12日 der Standard紙
Edelmagazin mit Tiefgang
Ehemalige "Vogue"-Chefin kreiert eine neue Festspiel-Publikation
http://derstandard.at/?url=/?id=2549068
http://www.polzer.net/kulturverlag/german/index.html
Inside FESTSPIELE - SPECTAKEL誌
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先日、マエストロ・ムーティによるスカラ座再開公演《見出されたエウローパ》の映像を見て、今度は、手元の『ミラノ スカラ座物語』を再度読みました。
1995年に出された本で、トスカニーニが第二次世界大戦後のスカラ座改修公演で指揮をし、その年の12月のシーズン開幕公演が始まるところで、物語は終わっています。
ここには、1778年のサリエーリの《見出されたエウローパ》公演も登場すれば、1943年のヴェルディ週間における「ロマン主義三部作」(《椿姫》、《リゴレット》、《トロバトーレ》)の上演も登場しますが、終章の、トスカニーニによるスカラ座再開公演はマエストロによる1995年の公演を思い出させ、胸に迫るものがあります。
この本に述べられている壮大な物語がマエストロの背後にあり、その肩にのっていたのかと思うと、マエストロの音楽監督としての20年近い月日に、あらためて畏敬の念を抱きます。
ミラノ スカラ座物語
浅子啓子
朝日選書
1995年7月25日
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Saturday, 12 August 2006
昨日のANSA通信が報じたNetrebkoのコメントを興味深く読みました。スカラ座で歌うことが夢、というものです。是非実現させてほしいです。
2006年8月11日 ANSA通信
La Netrebko al Festival di Cortona
L'artista, 'il mio sogno e' cantare alla Scala'
彼女のバイオグラフィの中には、スカラ座でジルダを歌ったとしているものもあります。2001年のヴェルディ記念年なのですが、実際には、2月9日の初日はロストが歌っています。
スカラ座のヴェルディ記念年をとりあげた素晴らしい写真集が、スカラ座来日公演で販売されていました。
各公演の写真、上演記録とともに、マエストロ・ムーティのオペラ誌でのインタビューの伊訳も載っています。いつか紹介するつもりです。
なお、この本にはマエストロの素敵な写真が何枚も載っていますが、師のAntonino Vottoと一緒に写っている写真は、とても貴重なものです。スカラ座の楽屋に飾ってあった写真はこれかもしれません。
Il Verdi del Centenario
Edizioni Teatro alla Scala, 2003年6月
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Friday, 04 August 2006
イタリアの小説や随筆を読んでいると、読み方もよくわからなければ、どんなふうなものなのかもよくわからない菓子に、たくさんぶつかります。
そんなときに、もしかして、と探してみるのがこの本です。
ちょうど今日の朝日新聞朝刊にも、サラーメ・ディ・チョッコラートが載っていました。
マエストロ・ムーティもカルテッラーテを食べるのでしょうか。
イタリアの地方菓子
須山雄子
料理王国社
2005年3月 1600円
2006年8月4日朝日新聞朝刊
逸品ものがたり
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Saturday, 29 July 2006
マエストロ・ムーティが何度も推奨する、若さの秘訣、オリーブオイルを扱った本や記事は、有元葉子さんのものが著名ですし、本、雑誌とも収集しています。
別の作者による去年の出版で、プーリアではなくウンブリアの生活を扱ったものですけれども、オリーブオイルの苦手なわたしでも食べたくなる料理が載っている本があります。
オリーブオイルのおしいしい生活
ウンブリア田舎便り
朝田今日子
文春文庫
2005年12月10日 620円
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Saturday, 22 July 2006
ちょうど今日の朝日新聞夕刊でも紹介されていました。
とても楽しく読みました。
これで納得!
よくわかる音楽用語のはなし
関孝弘、ラーゴ・マリアンジェラ
全音楽譜出版社
1995円 2006年6月
2006年7月22日 朝日新聞夕刊
アレグロ=陽気に楽しく
音楽用語の解説をイタリア語会話で
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Thursday, 20 July 2006
イタリアの老舗料理店
池田匡克
角川oneテーマ21
2006年7月10日
895円
マエストロ・ムーティの名前が何箇所か、出てきます。
ミラノのサヴィーニにはマエストロもよく訪れていたとのこと。
また、フィレンツェのテアトロ・コムナーレ近くの店のページでは、著者が今年2月にマエストロとフィレンツェ五月音楽祭管のモーツァルトを聴いたときのことに、短く触れています。
「全身を使って美しい音楽を導きだすマエストロの姿は、神々しい光に満ちあふれているようであった。」
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Friday, 14 July 2006
南の思想
フランコ・カッサーノ
講談社選書メチエ 2006年7月
1800円
『南の思想』が増補版となって、邦訳で読めるようになりました。
異文化間対話の出発点としての地中海という思想が基底にあります。
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Tuesday, 27 June 2006
マエストロ・ムーティが指揮を習ったことのあるFranco Ferraraについての本が、昨年出版されていました。
Silvia Tosi
Franco Ferrara Una vita nella musica
2005, pp. 232, Euro 25,00
Casa Editrice Le Lettere
http://www.lelettere.it/501550/528francoferrara.htm
マエストロがフェニーチェ座再開コンサートを指揮した折に、ヴェネチアでFerraraに指揮を学んだ頃を語ったインタビュー記事がヴェネチアの新聞に載りました。事情があってその記事を失ってしまい、とても残念に思っています。
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Sunday, 25 June 2006
漫画『のだめカンタービレ』最新話を面白く読みました。
マエストロ・ムーティが常々口にしている言葉、「調和」、ハーモニーが出てきたので、びっくりしました。
コンサート・マスターが言うには、こうです。
アンサンブルの神髄はハーモニー、「調和」。音楽の本質は「調和」。それを表現するのが真の「音楽家」。
Kiss 誌 2006年6月25日発売号
「のだめカンタービレ」
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Thursday, 15 June 2006
音楽の友誌最新号の読者投票で、マエストロ・ムーティが上位にはいっています。
あなたの好きな音楽家は?―第六位
あなたの好きな指揮者は?―第三位
どちらも第一位はカラヤンです。
音楽の友誌 2006年7月号
読者投票によるランキング
クラシック音楽ベスト・テン
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Thursday, 08 June 2006
料理王国誌 2006年7月号
日本のイタリア料理100年史 永久保存版大特集(年表付き!)
サバティーニ青山に、訪れたマエストロ・ムーティの写真が飾られていたのは、もう20年ぐらい前のことになるのでしょうか。
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ローマから行くトスカーナと周辺の街
田島麻美
双葉社
2006年6月
1700円
ラベンナの様子が載っています。
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Sunday, 04 June 2006
マエストロ・ムーティが少年時代に音楽院に通うために通ったバーリの駅は、どんなふうだったのだろうといつも想像しています。
バーリ駅の現在の小さな写真と様子が少し載っていました。
登場した映画はもちろん『マジソン郡の橋』。
映画の中で出逢う駅
臼井幸彦
集英社新書
2006年5月刊 740円
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Tuesday, 30 May 2006
ハプスブルク文化紀行
倉田 稔
NHKブックス
2006年5月30日 920円
ウィーンはマエストロ・ムーティが愛してやまない地です。
ウィーンで活躍した音楽家達の様子も読めます。
ハプスブルクものでは、塚本哲也さんの『エリザベート』がより歴史的に今に近く、とても興味深く読みました。彼女が素晴らしいウィンナワルツを披露して古き良き時代のウィーンを偲ばせたという、インペリアルで行われた舞踏会の模様はどんなふうだったのだろうと、ホテルをはじめて訪れたときに想像しました。
2006年5月31日4時4分追記
塚本哲也さんのお名前を間違えて、申しわけありませんでした。ご指摘くださったY.T.さんには心から感謝します。ありがとうございました。
エリザベート―ハプスブルク家最後の皇女
塚本 哲也
文春文庫
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Friday, 26 May 2006
漫画「のだめカンタービレ」の最新話は《ウィリアム・テル》序曲のリハーサルです。ちょうど、マエストロ・ムーティとケルビーニ管が同曲をツアーでとりあげていて、マエストロもインタビューで触れていた作品なので、楽しく読みました。まさか、あのようなリハーサルではないと思いますが、こだわり、徹底しているところは千秋くんもマエストロも同じのようです。
Kiss 誌 No.11 2006年5月25日発売号
「のだめカンタービレ」LESSON_91
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Monday, 15 May 2006
音楽現代誌最新号に、東京のオペラの森でのヴェルディ《レクイエム》公演の写真と批評(どちらも4月8日のもの)が載っていました。
写真は木之下晃さんによるマエストロ・ムーティの指揮姿。
音楽現代誌 2006年6月号
コンサート・フォトグラフィー リッカルド・ムーティ
コンサート・クリティーク
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Thursday, 11 May 2006
ザルツブルク音楽祭が関わって出版されたモーツァルトの本を入手しました。ここでも既に紹介しています。
同音楽祭に関わりのある音楽家達がモーツァルトについて書いたメッセージを、直筆で載せています。ひとり2ページで、写真とメッセージが載っています。
マエストロ・ムーティのページがあまりに素晴らしくて、それだけでも購入してよかったと思いました。
マエストロは楽譜とメッセージを書いています。
楽譜には音符と歌詞が書かれていて、音をたどると、《コシ・ファン・トゥッテ》第一幕の《風は穏やかに》の冒頭部分であることがわかります。
また、メッセージは次のように書かれています。最初の一行は五線譜の上に書かれています。
Questo e' l'augurio che
Mozart ha inviato a tutti gli
uomini e donne di ogni tempo
e che conforta ancora oggi i
nostri cuori.
これ(《風は穏やかに》)は、モーツァルトがあらゆる時代の男女に送った祈りで、今日でも、我々の心を慰めてくれます。
この曲はマエストロがこの世を去るときに聴いていたい、と語ったことのある曲です。
出征する恋人達の船を見送る歌です。
(トールキンの『指輪物語』の結びで、西方の海の彼方へ消えていく船を見送る場面で、わたしの心にいつも浮かぶ音楽です。)
木之下晃さんの最新刊の写真集はカバーが五線譜になっていて、その五線譜は中の本文が始まるまで続き、最後に、購入者の名前を入れて木之下さんがサインできるページで、また五線譜になっています。
木之下さんはこの装丁、デザインの意味を以上のように説明しながら、サインしてくださいました。
マエストロが書いたモーツァルトについてのメッセージを読みながら、木之下さんの本のことを想い出した次第です。
Mein Mozart
Salzburger Festspiele ・ Residenz Verlag
http://www.salzburgfestival.at/news_popup.php?id=1&lang=1
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Thursday, 04 May 2006
ウィーン楽友協会機関誌最新号が届きました。
表紙はマエストロ・ムーティでもウィーンの両オーケストラのサッカーチームでもなく、ブレンデル。
6月12日にバイエルン放送響のコンサートがあるマエストロ・ムーティの記事の写真は、ニューイヤーコンサートのときのものではないかと思われます。
MUSIKFREUNDE誌 2006年5月・6月号
Transalpines Beziehungsglueck
Muti in Muenchen
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Tuesday, 02 May 2006
グランド・オペラ誌最新号が、オペラ指揮者ランキングを実施しています。
マエストロ・ムーティは24人の評論家のうち、6人から推薦してもらっています。
ただ、各人のコメントを読むと、マエストロは選ばれて当然の人であり、それ以外の人を選んだ、という評論家たちもいます。そういう意味では、ランキングの意図がわかりにくいものになっているようです。
それほどの人と多くの評論家が認めるマエストロが、オペラを指揮する機会をここまで減らしているなんて、マエストロにとっては意図してのこととはいえ、淋しいです。
グランド・オペラ誌 2006年春号 Vol.36
新オペラ・アーティスト名鑑
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Monday, 01 May 2006
今年は一般誌もこぞってザルツブルク、ウィーン、モーツァルトの特集を組んでいます。
家庭画報誌最新号の特集記事には、マエストロ・ムーティの1月27日の演奏会での写真も載っています。
ただ、特集としては、1月発売のACT4誌のほうが、ゴージャス度が高かったかもしれません。
家庭画報誌 2006年6月号
【特集】生誕250周年特別取材
楽都ウィーン・ザルツブルクに遊ぶモーツァルト紀行
http://www.kateigaho.com/page/000089.html
ACT4誌 Vol.11
特集 HAPPY BIRTHDAY! WOLFY
ザルツブルク、ウィーン、プラハ
モーツァルト三都物語
http://www.impresario.co.jp/index.html
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Wednesday, 26 April 2006
ウィーン楽友協会機関誌最新号に、6月12日にバイエルン放送響とのコンサートがあるマエストロ・ムーティの記事が載っています。
マエストロのデビュー来の道のりにおいて、バイエルン放送響への客演がマエストロにとってもミュンヒェンにとっても大きな意味を持っていることを、カイザーの言葉などを引用しながら述べています。
楽友協会に同号の送付を依頼しましたが、表紙は誰でしょうか。もしかしたら、ウィーン・フィルとウィーン響のサッカーの試合、ウィーン・ダービーの模様でしょうか??
Monatszeitung 2006年5月・6月合併号
Transalpines Beziehungsglück
Muti in München
Fußballklassiker
Philharmoniker gegen Symphoniker
http://www.musikverein.at/monatszeitung/monatszeitung.asp?monat=5&jahr=2006
http://www.fk-wph.at/
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Monday, 24 April 2006
週末に読んだクラシックジャーナル誌最新号の記事には、いろいろと考えさせられました。
面白い、つまらない、濃い、薄い、熱い、といった中身のない形容詞で演奏を判断しているのが残念でした。そういう形容詞をどのような意図意味で使っているのかをわかるように説明してくれなければ、共感も抱けないし、反論もできません。仲間内で共有している感覚だけで話を進めているように感じられました。
プレゼンテーションでお題目は耳目を引いても......、と惜しく思いました。
マエストロ・ムーティについては......ナポリのサン・カルロなんか振ったことがない、えっ?フランスにはぜんぜん縁がない、えっ?フィルハーモニア管とのベートーベンが売れた、えっ?
やはり、収集した資料とそれに基づく考察によるのではなく、漠然とした印象をもとにらく~に話をしている、という感じの特集でした。
クラシックジャーナル誌 2006年5月号
あらかじめ失われた世代
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Sunday, 23 April 2006
クラシックジャーナル誌論壇の傾向を如実に示す最新号が、やっと出ました。
クラシックジャーナル誌 2006年5月号
あらかじめ失われた世代
アバド・マゼール・メータ・ムーティ・レヴァイン・バレンボイム・小澤
なぜ、彼らは「帝王」になれなかったのか
はいはい、指揮者には世代でくくれる傾向があるという論旨ですね。
後日、きちんと論じることができたら、と思います。
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Saturday, 22 April 2006
グラモフォン誌最新号にアントナッチの記事が掲載されていることを、個人の方のブログで知りました。ありがとうございます。
同誌サイトの紹介記事を読んでみると、特集になっていたので、早速購入することにしました。
彼女は、スカラ座をはじめ、かつてマエストロ・ムーティと素晴らしい共演の数々を行っていました。
GRAMOPHONE 誌 2006年5月号
Drama Queen
http://www.gramophone.co.uk/publications_detail.asp?pub=1
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Tuesday, 18 April 2006
音楽の友社のサイトで音楽の友誌最新号の目次や表紙の写真が見られます。
編集部のコメントに、マエストロ・ムーティのヴェルディ《レクイエム》のことも載っています。
【編集部だより】
暗譜していたのは、「東京のオペラの森」のオーケストラ公演、ヴェルディの《レクイエム》のソプラノ・ソロ、バルバラ・フリットリ。これには驚きました。しかも、合唱の部分も口ずさむほど。全体もムーティの指揮のもと、緊張感のある名演奏だと思いました。
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?Code=931605
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イタリア語会話に縁のないわたしも、楽しく読めました。
イラスト 会話ブック イタリア
JTBパブリッシング 2006年3月発売
1050円
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Monday, 17 April 2006
音楽現代誌最新号の木之下晃さんの対談に、マルセル・グリリさんの名前が出てきたのを懐かしく思いました。
来日したマエストロ・ムーティの終演後の楽屋に、にこやかに座っていた姿が思い出されます。ジャパン・タイムズ紙の評を読むのも楽しみでした。
夫人のグリリ・栄子さんが本を出されたときに、その本にマエストロ来日時の素敵なエピソード、ご夫妻宅訪問のお話が載っていたので、不躾ながらお手紙を出しました。温かなお返事をいただけたことを今も嬉しく思っています。
グリーリ栄子
金色の翼に乗って
青蛙房 1996年4月発売
音楽現代誌 2006年5月号
スペシャル対談 「音楽と写真の不思議で幸せな関係」
木之下晃×大原哲夫
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音楽の友誌最新号の表紙はマエストロ・ムーティです。
今度はご本人も気に入ってくれるでしょうか。
音楽の友誌 2006年5月号
表紙の人 リッカルド・ムーティ
諸石幸生さんの次の文章を嬉しく読みました。
なんでもいい、あなたが好きな作品を想いの限りに演奏してください、そんな声をかけたくなってくる。円熟のムーティに期待するところは限りなく大きいのである。
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Saturday, 08 April 2006
ザルツブルク音楽祭のサイトの7日付ニュースによれば、そしてORFのニュースによれば、58人のいろいろな演奏家、音楽祭関係者がモーツァルトについて述べた本が、同音楽祭から先週の金曜日に発表されました。
マエストロ・ムーティの名前も列挙されています。
amazon.deでは予約状態になっていますし、音楽祭のサイトのオンラインショップにもまだ載っていません。
http://www.amazon.de/exec/obidos/ASIN/3701730156/qid=1144458876/sr=1-8/ref=sr_1_11_8/028-1073496-7330154
Salzburger Festspiele (Hg.)
Mein Mozart 2006.
128 Seiten, Format 225 x 265, geb.
Residenz Verlag
ISBN 3701730156 EUR 27,00 / sFr 47,20.
Von Nikolaus Harnoncourt bis Anna Netrebko, von Alfred Brendel über Riccardo Muti bis hin zu Dietrich Fischer-Dieskau oder Christa Ludwig.
http://www.residenzverlag.at/html/titel.php?id=595&sg=Suchergebniss
Salzburger Festspiele-News
Mein Mozart 58 persönliche Glückwünsche zum 250. Geburtstag Mozart-Jahr
"Mein Mozart"-Buch präsentiert
Ö1 Inforadio11:59 Fr, 07.04.2006
Mozart-Jahr
"Mein Mozart"-Buch präsentiert
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Friday, 31 March 2006
南イタリア プーリアへの旅
木下やよい
1700円 小学館
2006年3月22日発売
フェデリコ二世についても触れています。
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Monday, 27 March 2006
シチリアを重点的に紹介していました。
フラヌール⑨ イタリア 陽気がいちばん!
NOVA
2006年3月27日
1200円
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Monday, 20 March 2006
マエストロ・ムーティの章(40ページほど)と注、序章、マエストロと共演した演奏家たちへのインタビューの章だけならば、通勤の片道で読めるくらいの量です。
内容は.....わたしなら、マエストロにサインをいただこうとは絶対に絶対に思わない本です。
マエストロに取材したのではなく、過去の文献や新聞記事、推測(憶測)をもとに書いています。ほぼ、既知のことばかりでした。
描写されているマエストロには光もあれば影もあります。若い頃の、ある意味アンビシャスで誇り高く、厳しいマエストロ像が描かれているといっていいのかもしれません。
けれども、影の記述を読んでも、腹は立ちません。記述に深みがないからです。
新しいホールの建設をめぐるマエストロとフィラデルフィア管の対立が、ファンとしてどれほどつらかったか、想い出すだけで苦汁がこみあげてきます。その後、マエストロがフィラ管からどんどん遠ざかっていく様子を、どんなに悲しい想いで見ていたことか。
フィラ管におけるマエストロのこの負の部分を、この本は全く掘り下げていません。
それどころか、むしろフィラ管の外に目を向け、マエストロ・アッバードとの相克、カラヤン亡き後のベルリン・フィルの音楽監督選びの中に、マエストロの闇の部分を見ています。
前者は通奏低音としてマエストロのキャリアに存在し、それがクライマックスに達した後者において、その結論が出る前からマエストロはフィラ管を退いていくほうへ傾いていた、と見ています。
こういう視点はわかりやすくていいのかもしれません。でも、今のマエストロの姿を見るとき、マエストロを卑小化するだけではないか、という疑問を否定できません。とても悲しい。
マエストロに関しては、この本は予想していた内容とは全然違っていて、大いに落胆しています。一度読んだくらいで、とは思うのですが...。
興味深かったのが、マエストロ・ムーティ以前に、マエストロ・アッバードにフィラ管の音楽監督の申し出をしたけれども、彼は辞退した、とオーマンディがリハーサルで語ったというオケのメンバーの証言でした。
これも、マエストロの章のテーマに実に沿ったものといえるのかもしれません。やれやれ。
また追々、内容を紹介していきます。
Philadelphia Maestros
Temple University Press, 2006
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Saturday, 18 March 2006
海外注文しましたが、発送準備が大幅に遅れているので、結局、日本のAmazonでも購入しました。
ソフトカバーの本のため、もともと2冊購入するつもりでいましたが、国内でのほうが早く入手できるとは、予想外でした。また、Amazonの顧客個人個人宛のお薦めニュースにかなり早くから載っていたようで、チェックを怠ったことを後悔しました。
Philadelphia Maestros: Ormandy, Muti, Sawallisch
Phyllis White Rodriguez-peralta (著)
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Thursday, 16 March 2006
音楽の友誌最新号に、モーツァルト週間の生誕記念祝典コンサートでのマエストロ・ムーティの写真が載っています。
同誌の別の記事によれば、このコンサートに出演したバルトリは、同日1月27日に出演するはずだったベルリン州立歌劇場の、モーツァルト生誕250年記念演奏会のほうをキャンセルしたことになっています。
音楽の友誌 2006年4月号
ザルツブルクの「生誕記念祝典コンサート」
長木誠司のベルリンの風日記
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Saturday, 11 March 2006
ここでも紹介したことのある、昨秋出版されたトスカニーニに関する本に、マエストロ・ムーティのトスカニーニに対するコメントも載っていることを年明けに知って、すぐに購入しました。
2002年11月から2004年5月にかけて、対面、電話、書面などで、様々な指揮者からトスカニーニについてのコメントをとっていて、この本ではそれを紹介した章をひとつ設けています。
マエストロ・アッバードや大野和士さん、小澤さんなどのほかに、クライバーの回答もその章のトップに載っています。亡くなる数ヶ月前の2004年4月に、クライバーからカード(彼のカード好きは有名ですが)による回答が寄せられていて、それを縮小したサイズのものが掲載され、直筆を見ることができます(英語)。
マエストロ・ムーティのコメントは群を抜いて長く、10ページ近くに及んでいます。とてもとても興味深い話の数々が読めます。もちろん、ここでも紹介するつもりです。
マエストロ自身はトスカニーニから直接教えを受けたことはありませんが、彼の弟子であるヴォットーにミラノの音楽院で指揮を学んでいて、ヴォットーを通じてトスカニーニの教えをダイレクトに受けとめている、と語っています。ヴォットーはことあるごとに、マエストロ(トスカニーニ)はこう言った、と学生達に語っていたそうです。
また、マエストロは、自分が指揮をしたオーケストラにトスカニーニの下で演奏したことのある演奏家がいると、その話をいろいろたずねていたようです。そのほか、ウィーンで言い伝えられているブラームスのエピソードを語るなど、音楽の世界の語り継ぎをいろいろ披露しているのがとても興味深いです。(こういったことは大学でもよく伝えられていて、高名な知識人など、伝説的な人の学生時代のエピソードや思想を先輩から聞き、自分も後輩に言い伝えていったのを思い出します。)
トスカニーニについては、楽譜・作曲家への尊敬の気持ち、楽譜に書かれてとおりに演奏する、ということがマエストロにとってポイントのひとつになっているようです。
その中で、楽譜に書かれているとおりに演奏する、という場合のテンポとは何か、という考察をマエストロはしています。ブラームスのエピソードもそこで披露されていますが、ギレリスと共演したときの話には心が鎮まる想いがしました。亡くなる直前のギレリスとベルリン・フィルで共演しましたが、そのときのベートーベンの協奏曲のテンポは信じられないほど遅く、オーケストラのメンバーたちも顔を見合わせるほどだったけれども、マエストロはギレリスのテンポに従い、演奏は遅いテンポながら強い緊張感が保たれた素晴らしいものになったそうです。その2ヵ月後にギレリスの訃報に接し、そうか、あのときのギレリスは我々には理解できない別の世界にもういたのか、と納得したと語っています。
また、これまでにも別の本でも読んで面白く思ったことですけれども、マエストロは先達の演奏をディスクでとてもよく聴いているようです。ここでも、フルトベングラーのあの素晴らしいブルックナーの演奏におけるテンポ設定について話しています。
折をみて、全文を紹介します。
Toscanini secondo me
Mauro Balestrazzi
L'EPOS Societa' Editrice, 2005
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Friday, 03 March 2006
フィレンツェのテアトロ・コムナーレと五月音楽祭での演奏記録集を入手しました。膨大なデータ集が二冊に分かれていて、一冊は時系列での演奏記録集、もう一冊が総索引。
これを見ると、マエストロ・ムーティは昨年フィレンツェ五月音楽祭管を10年ぶりに指揮した、と報じられていましたが、その10年前は次の演奏であることがわかります。
1995年2月10日、11日、12日
ベートーベン 交響曲第4番
シューベルト 交響曲第8番《グレイト》
Teatro Comunale di Firenze
Maggio Musicale Fiorentino
Catalogo delle manifestazioni 1928-1997
Casa Editrice Le Lettere 1998
90euro
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Thursday, 02 March 2006
マエストロ―世界の音楽家― 木之下晃作品集
木之下晃
ISBNコード: 4096802654
5,250円(税込)
発売日: 2006/02/27
マエストロ・ムーティの写真は、昨年も写真展で見かけた、人見でのヴェルディ レクイエム(1988年9月11日)のものです。
巻末の木之下さんの対談によれば、マエストロは初来日のときからずっと撮り続けている、好きな演奏家のひとりのようです。
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Monday, 27 February 2006
Gokutabi ITALIA
太陽を纏って旅をする シチリア、南イタリア
ソニー・マガジンズ デラックス
2006年2月20日 1314円
普通のイタリア旅行案内誌。マエストロ・ムーティのニュースを読むのでせいいっぱいで、他のサイトを検索したり訪れたりする時間があまりないので、巻末のイエロー・ページにイタリア関係のウェッブやブログ紹介が少しあるのは助かります。
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Sunday, 26 February 2006
フィレンツェ五月音楽祭歌劇場に同歌劇場の本について照会したところ、次の本が出ていることを教えてもらいました。
1998年出版というのがショックでした。今まで散々ウェッブ上の検索をかけていたのに、よほどヘタな検索だったようです(検索がヘタなことは自覚しているのですが...)。マエストロ・ムーティの演奏記録もこれで追えるようですので、品切れでないことを祈っています。
Teatro Comunale di Firenze
Maggio Musicale Fiorentino
Catalogo delle manifestazioni 1928-1997
Due volumi rilegati in cofanetto
pagg. XLIII-1382,
Euro 90,00
ISBN: 88 7166 438 8
Casa Editrice Le Lettere
http://www.lelettere.it/001050/019comunale.html
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Friday, 24 February 2006
ラテン語の世界
小林 標
中公新書 2006.2.24発売
専攻ではラテン語が頻繁に出てきましたが、第三外国語には選びませんでした。マエストロ・ムーティのイタリア語のインタビューを読むようになってから、この本にあるような、一般教養としてのラテン語への興味がますます深まったように思います。
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Thursday, 23 February 2006
チケットクラシック誌最新号に、1月27日のマエストロ・ムーティとウィーン・フィルの演奏会の模様が載っていました。
同じ日に行われたアーノンクールの演奏と比較し、「ムーティの解釈は良くも悪くも前世紀的なもの。」と書いていました。演奏のスタイルが前世紀的と書いたつもりだったのかどうか、意味がよくつかめせんでした。
チケットクラシック誌 2006年3月号
ザルツブルクの一番長い日― モーツァルト250回目の誕生日
また、同誌には、東京のオペラの森の記事も載っていました。
チケットクラシック誌 2006年3月号
エネルギッシュなムーティとの再会
同誌の中で他にとても気になった記事が、ペーター・シュミードルへのインタビューでした。オーストリアの新聞記事でも何度も見かけた、Doyen の任務について、ひとつだけ語っています。これから先長く、第一クラリネット・ソリストを務めること。他にはどんなことをするのでしょう。記事中の首席外交官という邦訳もどうもしっくりきません。
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ウィーン国立歌劇場の上演データを記載した本を入手しました。
写真はなく、ただただデータを載せたものです。ある日の上演の内容が出演者まですべてわかる、というものではなく、ある作品の、ある演出プロダクションがいつからいつまで上演されて、その出演者はこれこれで、それぞれ何回出演したかがわかるものになっています。
CHRONIK DER WIENER STAATSOPER 1945-2005
LOECKER, 2006
34,80euro
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Tuesday, 21 February 2006
クラシックジャーナル誌最新号で、マエストロ・ムーティのショスタコーヴィッチ第13番の演奏が、とても好意的にとりあげられていました。イタリア初演だし、これまでにもっと注目されてよかったのですが。この記事でも、「意外に」という副詞付きです...。
クラシックジャーナル誌 2006年3月号
ショスタコーヴィチ交響曲全集解説 第7回
第13番バビ・ヤール
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Monday, 20 February 2006
モストリークラシック誌最新号、「音楽生活 投資委員会 4月の投資銘柄」の石戸谷結子さんの文は、相変わらず面白かったです。
石戸谷さんの買いのトップは、東京のオペラの森2006 ヴェルディ「レクイエム」。その推奨文の中で、「いまや孤高の人となったムーティの心意気もじっくり聞きたい。」と書いています。
マエストロ・ムーティはこれまでも孤高の人だったと思います。
もちろん石戸谷さんのような印象を持っている人も当然いるわけで、なんだか面白い。肩書きのないフリーな人だから、孤高ということ?
また、同誌には、ザルツブルクでマエストロが指揮したモーツァルト生誕250周年記念コンサートの、写真とリポートも載っています。
海老澤敏さんがマエストロの本質をとらえた文を書いていて、とても嬉しく思いました。マエストロ・ムーティについて、指揮者がスターだと考え、歌手を殺す指揮者、という先入観しか持てない人たちがどんなに多いことか。
モストリークラシック誌 2006年4月号
2006年1月27日、ザルツブルクにて ― モーツァルト生誕250年の日の二つの響き
ムーティの指揮は、時にはすべてをオーケストラやソリストに委ね、それでいて「ハフナー交響曲」(K385)の喜ばしい祝祭空間を見事に再創造し、かつソリストたちとの協演では彼らの作曲家への愛情、敬意、そして献身にひたすら優しく、アシストするのに専念することで、まさに巨匠としての存在感さえ示してくれていた。
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Thursday, 16 February 2006
3月1日に木之下晃さんの新しい写真集が出る予定です。
マエストロ世界の音楽家
木之下晃
小学館 5250円
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Thursday, 09 February 2006
Banca Intesa 制作の非売品のケルビーニやロッシーニ、プーランクの本、ディスクを入手してきましたが、同銀行のサイトのBeni culturaliにそれらは掲載されています。サイト右のFocusのところです。
http://www.bancaintesa.it/
Beni culturaliの左にあるIniziative editorialiを開いて、ページのいちばん下にあるPubblicazioni Banca Intesaの中で、マエストロのものは、たとえば、次のシリーズに入っています。
Iniziative editoriali musicali. Collana Grandi Interpreti
Iniziative editoriali musicali. Collana Vox Imago
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Tuesday, 07 February 2006
旅 2006年3月号
海外特集 いつだってフィレンツェに心ときめく
フィレンツェに行ったら、どうしても欲しい香油があります。
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Saturday, 04 February 2006
シュテルン誌がヨアヒム・カイザーにモーツァルトについてインタビューしています。南ドイツ新聞にマエストロ・ムーティとバイエルン放送響の演奏会評を書いたときには、まずいちばんに読んでしまうほど、高名な批評家、研究者です。
いろいろな演奏家をあげて、そのモーツァルトをどう思うか、といったことをはじめ、ありふれたインタビューですが、それでも、バースタインとウィーン・フィルの協奏曲15番をあるとき聴いたが、忘れることのできない美しさだった、と言ったり、ショルティのモーツァルトのオペラは評価している、と語ったり、エーリッヒ・クライバーの《フィガロ》、フリッツ・ブッシュとフルトベングラーの《ドン・ジョバンニ》、カラヤンの50年代の《コシ》を録音として薦めるところは、正統派の評論家に思えます。
マエストロ・ムーティについては、モーツァルトに関していい指揮者だと評価している、特に、三部作についてはそうだ、と語っています。バレンボイムのモーツァルトについてどう思うか、とたずねられた中で、言及していました。
Stern誌 2006年第5号
Mozart
Viel mehr als "wunderbar"
"Zauberflöte" oder "Cos" fan tutte"? Barenboim oder Harnoncourt? Brendel oder Lang Lang? Joachim Kaiser, Doyen der deutschen Musikkritik, sagt, was man von Mozart kennen sollte - und warum Mozart alles andere als leichte Kost ist.
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文學界誌2月号がモーツァルトを特集していて、面白く読みました。許光俊さんのモーツァルト観、コメントの中にはマエストロ・ムーティのそれに近いものもあって、驚きました。
許さんは、HMVのサイトでもマエストロについて「はじけた」ことを書いています。わたしにとっては、ああそうですか、の文章かなと思いますが、影響が大きそうなので、紹介しておきます。
文學界誌 2006年2月号(1月7日発売)
特集 至高のモーツァルト
座談会 二十一世紀のモーツァルト像 樋口隆一×渡邊順生×許光俊
HMV 交響曲ニュース
連載 許光俊の言いたい放題 第72回
「実はいいムーティ」(許光俊) 2006年1月31日 (火)
http://www.hmv.co.jp/news/index.asp?category=1&genre=700&style=701
(巨大匿名掲示板でも許さんの連載が紹介されていました。2006年2月4日7時45分追記)
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Friday, 03 February 2006
スカラ座のスポンサーであるBanca Intesa は、マエストロ・ムーティとスカラ座の《カルメル会修道女の対話》公演について、本とCD(全曲版)、DVD(ハイライト)をセットにしたものも非売品として制作しています。ちょうど、《モイーズとファラオン》でMondadori Electa が出したのと同じタイプで、出版社も一緒です。市販するかどうかについては、同社から回答がまだ来ていません。
DVDでは、《モイーズ》同様、音楽学者がマエストロの上演映像などをさしはさみながら、作品を紹介していく一方で、スカラ座初演でド・クロワッシーを歌ったGengerも随所でコメントを述べています。何よりも、プーランク自身が聴衆の前で作品を語る映像など、現代作品ならではの貴重な映像資料もあり、総譜で、ブランシェがシュッとギロチンにかけられる箇所、そして、その後の沈黙の部分が赤で書かれているのも見ることができ、興味深いものになっています。
本には、マエストロはスカラ座所蔵の何枚もの写真や、本公演のカーテンコールの写真で登場しているだけですが、リハーサルで、おそらくはオーケストラのメンバーと何やら楽しそうに話しながら、めがねをハンカチでふいている写真があって、思わず微笑してしまいました。
Francis Poulenc
Dialogues des Carme'lites
Riccardo Muti
Teatro alla Scala
Electa/Musicom
2005 Banca Intesa
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Tuesday, 17 January 2006
音楽の友誌最新号によれば、昨秋のマエストロ・ムーティとウィーン・フィル来日公演が、同誌読者の選んだ2005年のマイ・ベストコンサートだそうです。
ウィーン・フィルの日本での人気の高さも、もちろん後押ししてのことでしょう。
音楽の友誌 2006年2月号
読者が選んだマイ・ベストコンサート2005
ムーティ=ウィーン・フィルが読者を制す!
また、音楽評論家、音楽ジャーナリストの座談会でも、高く評価する発言がありました。
音楽の友誌 2006年2月号
座談会 2005年の音楽界を振り返る
東条碩夫さん:ウィーン・フィルをムーティの指揮で聴くと、やっぱりいいオーケストラだなあとつくづく思いますね。お互い理解し合っている関係にある指揮者とオーケストラ、という気がする。(後略)
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Saturday, 07 January 2006
昨秋出版されたトスカニーニに関する本の中で、様々な指揮者とともに、マエストロ・ムーティもトスカニーニについて語っています。
Toscanini secondo me
Il più celebre direttore d'orchestra in un secolo di testimonianze
Balestrazzi Mauro
€ 19,80
244 p., brossura
2005, L'Epos
http://www.lepos.it/home/php/schede/scheda_libro.php?id_lepos_libro=805
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ウィーン国立歌劇場の1945年5月1日から2005年6月30日のクロニクル、上演データを収めた本が出版されました。
まだ国立歌劇場のサイトでは購入できないようです。
Chronik der Wiener Staatsoper 1945 - 2005
CHRONIK DER WIENER STAATSOPER 1945 BIS 2005
WIENER STAATSOPER GMBH (HG.)
Aufführungen - Besetzungen - Künstlerverzeichnis zusammengestellt von Andreas Láng
34,80euro
http://www.arcadia.at/
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Sunday, 01 January 2006
マエストロ・ムーティがいつも忘れずにいるバリの音楽について、本が出版されています。1993年に出ていて、4年ほど前に入手しました。厚さ10センチ近く、新聞紙面の半分くらいの大きな大きな本で、マエストロがバリ時代を振り返ったインタビューも載っています。マエストロがクリスマスに新聞に寄せたメッセージを読みながら、故郷の文化へのその熱い想いに心を打たれ、この本についても紹介できればと思いました。
インタビューでは、バリ時代のこと、自分のこれまでのキャリアを振り返りながらの後進へアドバイス、家族のことなどを述べています。
マエストロが言うには、聴衆の前でのはじめての演奏会は、1956年にバリでシューマンの《謝肉祭》を弾いたものだそうです。15歳のマエストロはどんなふうだったのだろう、と興味はつきません。
La Musica a Bari
Levane Editori, Bari
1993
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