PMFのサイトの映像
PMFのサイトで、2007年のマエストロ・ムーティとPMFオーケストラの映像が観られるようになっています。
わたしの接続環境では視聴は無理のようです(無念)。
PMF Podcasts
PMF2007 PMFオーケストラとリッカルド・ムーティ
http://www.pmf.or.jp/jp/podcast/index.html
PMFのサイトで、2007年のマエストロ・ムーティとPMFオーケストラの映像が観られるようになっています。
わたしの接続環境では視聴は無理のようです(無念)。
PMF Podcasts
PMF2007 PMFオーケストラとリッカルド・ムーティ
http://www.pmf.or.jp/jp/podcast/index.html
PMFの英語ニュースには、マエストロ・ムーティがメンバー達が書き込みをしたTシャツを贈られて、笑顔を見せている写真が載っています。
PMF Postscripts Vol.3 2007年12月
http://www.pmf.or.jp/jp/about/news/index.html
PMFの2008年カレンダーができたそうです。
マエストロ・ムーティの写真もあるといいのですが。
PMF トピックス
2007年12月4日
PMFカレンダー(2008年版)プレゼントのお知らせ
http://www.pmf.or.jp/php/jp/details/index.php?id=170
PMF NEWS最新号が、PMFのサイトで見られます。
マエストロ・ムーティの笑顔が嬉しいです。
PMF NEWS 2007. 9. 19. Vol.49
http://www.pmf.or.jp/jp/about/news/index.html
2007年PMFの写真が、同サイトに載りました。
マエストロ・ムーティの開幕式、リハーサル、コンサートでの写真もあります。
PMF2007、ヒストリー
http://www.pmf.or.jp/jp/about/history/2007/index.html
http://www.pmf.or.jp/jp/about/history/2007/index2.html
北海道新聞が今年のPMFを総括する記事を載せていました。
マエストロ・ムーティが首席指揮者を務めただけに、気になる箇所の多い記事でした。
とりあえずは、マエストロについて触れた部分だけを紹介します。
ゴーシュ誌編集委員でもある三浦洋さんの文です。
「PMF2007」が開幕して間もなく、アカデミー生の一人に「今回参加したのは、リッカルド・ムーティが首席指揮者を務めるからですか」と尋ねたら、こんな答えが返ってきた。「それも一つの理由ですが、PMFではウィーン・フィルとベルリン・フィルをはじめ、さまざまな一流奏者に習える。演奏家を目指す仲間内では有名なんですよ」
序盤は開幕三日目のムーティ登場がやはり鮮烈だった。首席指揮者がいきなりPMFオーケストラを指導する異例の日程であったが、ムーティが得意とするシューベルトの交響曲「ザ・グレイト」を若い音楽家たちは情感豊かに歌い上げた。リハーサルで楽句を歌って聴かせ直感的に音楽像を把握させた巨匠の音楽的個性がそのまま指導力になった印象を強くする。
北海道新聞 2007年8月27日夕刊
<PMF>2007を振り返る*上*三浦洋*基調になった多様性
今日のマルタの新聞が、マエストロ・ムーティのマルタでの、上首尾のセミナーの様子、参加したシリアの音楽家達の様子などを報じています。
後で紹介します。
PMFの様子を報じている音楽誌があります。
季刊 ゴーシュ誌 2007年秋号
マエストロが写真撮影に好意的でなかったのは、体調のこともあるのでは、と思っていました。
でも、メディアとしては、やはり、残念な思いがあったようです。
ゴーシュの広場 編集委員から
PMFに登場した巨匠ムーティに「ブラボー!」と叫んだ。(略)これだけの大家なのだから音楽以外のことは一切構わず、写真撮影を自由にさせてくれたらと思わずにはいられなかった。
参加したバイオリン奏者(ケースにサインをいただいたそうです)のコメントを、嬉しく読みました。
論点 PMF2007 真の”教育”音楽祭への課題
巨匠の”グレイト”に時を忘れる―PMFに参加して
全体の構成から各パートのフレージングまで、ものすごく細かくていねいな指示があったので、曲の本質にグンと近づけたと思います。
PMF review
リッカルド・ムーティ指揮PMFオーケストラ
7月9日・10日(札幌・キタラ)
小賢しい器用さとは対極の、生気に富んだ感情のほとばしり、これこそムーティが自身の音楽性をPMFオーケストラに注ぎ込んだ最大の成果だろう。
音楽の友誌最新号が、PMFでのマエストロ・ムーティのリハーサルと本番の様子をレポートしています。
インタビューは一部、日経にも載りましたが、現在の活動と関心を日本のメディアで語るのは、久しぶりのことのように思います。
「東京オペラ・シンガーズの素晴らしい合唱に魅了される『東京のオペラの森』への出演は残念ながら休みますが、2008年秋にはウィーン国立歌劇場と日本を訪れ、私が最も好きなオペラ、《コジ・ファン・トゥッテ》を素晴らしい歌手たちとともに上演するので、お楽しみに!」
音楽の友誌 2007年9月号
パシフィック・ミュージック・フェスティバル2007
インタビュー 「今回はウィーン風に...」ムーティ、PMFデビュー
音楽現代誌最新号に、PMFでのマエストロ・ムーティの写真が載っています。
終演後、東京での写真展を訪れた際の写真もありました。
音楽現代誌 2007年9月号
コンサート・グラフィティ
「青春の音楽―PMF」展札幌で開催
今年のPMFでは、マエストロ・ムーティが最初に登場してしまうことへの懸念が、事前にはささやかれていました。
そのことにちらりと触れた評が、ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番などが演奏された7月28日の公演について、出ました。
評者東条碩夫さんの言葉を紹介します。
なお、わたしの場合、マエストロの音の響きの美しさは、豊麗というよりは、繊細で優美、印象主義派絵画というよりは、後期フランドル派絵画、だと思うことが多いです。
2007年8月9日 北海道新聞夕刊
<音楽会>PMF*ボレイコ指揮 オーケストラ演奏会*「鳴り」抑制 もどかしさ
ムーティ指揮の東京公演(七月十一日、オーチャードホール)は、泡立ちクリームのようにやわらかく豊麗な音色の演奏が見事をきわめた。が、そこで今年のPMFオーケストラの可能性を知ってしまった耳には、アンドレイ・ボレイコが指揮した演奏会は、いささか満たされないものとして響く。(略)
特に冒頭のラフマニノフの「ピアノ協奏曲第三番」でのオーケストラの抑制されすぎた響きは、私にはもどかしいほどであった。(略)
もっとも、昨年と異なり「超大物指揮者」がフェスティバル冒頭に登場してしまったことが、その後アカデミー生たちの間に一種の気抜けを生じさせなかったかどうか。それは私の考えの及ぶところではない。しかし、当日のアンコールでのリャードフ「バーバ・ヤガー」では演奏にかなりの解放感があり、響きも潤沢になっていたことからすれば、先に触れた問題もその後の公演では改善されていったのではないかと思う。
PMFのサイトに終了のニュースが載っていて、マエストロ・ムーティの写真もあります。
2007年8月9日 PMFトピックス
PMF 2007終了のご挨拶
http://www.pmf.or.jp/php/jp/details/index.php?id=125
今日の日経朝刊に、マエストロ・ムーティとPMFの記事が載っていました。
マエストロがリハーサルの休憩時間中、ウィーン・フィルのメンバー達と熱心に、時には楽しそうに話していた姿が、昨日のことのように思い出されます。
2007年8月7日 日本経済新聞朝刊
文化往来 PMF音楽祭で円熟ぶり示したムーティ
「若い音楽家が日本の地で、伝統の奏法を吸収できる好機」とムーティは評価、ヒンクらと打ち合わせながら情熱的に練習を続けた。
七月に札幌コンサートホールと東京オーチャードホールで開かれた演奏会では、特に後半、シューベルトの「交響曲第八番『ザ・グレート』」でムーティが持ち前の歌心で旋律の美しさを存分に伝える一方、シンフォニーの骨格も十分に保ち、指揮者として円熟した姿を印象づけた。本人も「このところ無駄な力が抜け、自然な表現が可能になった」と話している。
23日の北海道新聞には、マエストロ・ムーティの11日の演奏会の評も載っています。
モーツァルトについては、少し、手厳しいかもしれません。
評の冒頭がすべてを語っています。
マエストロは、若いオーケストラだからといって全く容赦することなく、妥協しない音楽作りをしていたことが、あらためて思い出されます。
2007年7月23日 北海道新聞夕刊
<音楽会>PMF*東京公演*美と烈しさに挑む姿 マエストロに導かれ
流儀の異なる面々が顔をそろえたPMFオーケストラはフェスティバルの開幕早々、眼前の作品と真摯(しんし)に対峙(たいじ)し、かつ創造の喜びを放射してやまないマエストロに導かれ、思いのほか有機的な響きを奏でた。セクションによっては少々「ぎこちない動き」を聴かせたものの、音楽の美しき諸相や烈(はげ)しいドラマを示そうとした演奏は客席の心をとらえて離さない。コンサートマスターのウェルナー・ヒンク以下、いつもムーティと演奏しているウィーン・フィルのベテランたちも懸命である。
今日の北海道新聞夕刊に、マエストロ・ムーティ指揮PMF公演の総括記事が載っているようです。
週末に図書館で読みます。
「さぱてぃ♪うぽ~」の楽音備忘ログ
2007年7月23日 リッカルド・ムーティ
http://plaza.rakuten.co.jp/rakuon/
情報、ありがとうございます。
16日の北海道新聞に、PMF出演中、写真が思うように撮れなかった報道部の、次のようなコメントが載っています。
2007年7月16日 北海道新聞朝刊
<@道新文化部>巨匠の写真
一週間ほどの札幌滞在中、彼はPMFのアカデミー生を丁寧に指導し、コンサートでは情熱的な演奏を聴かせてくれた。アーティストとして、ビジュアルを含めたトータルなイメージを大事にするのはわかるが、その音楽性だけでも十分にファンはついていくのではないか。
もっとたくさんの写真で紙面を飾り、巨匠を待っていたクラシック音楽愛好者の期待に応えたかった。
PMFのメンバー(バイオリン)の方が、ブログで、リハーサルの様子、コンサートの様子を紹介していらっしゃいます。
演奏会のご成功を祝福し、このPMFがみなさんの中で大きな実を結ぶよう、願っています。
この方のブログからは、マエストロがリハーサル中、ひとりひとりのメンバーに深い注意を払っている様子が伝わってきます。
演奏会では、わたしはマエストロの背中側の席に座るのがやっとの臆病なファンですが、オーケストラ側に座った方々からは、マエストロがその視線でメンバーに指示を出している様子が、きっとよくわかったことでしょう。
La Strada
2007年7月13日 やっと一息
2007年7月6日 ムーティ
http://sachiolin.exblog.jp/
今日の産経新聞が、11日のマエストロ・ムーティとPMFオーケストラの演奏会について、評を載せています。
マエストロのバランス感覚について称賛しています。均整のとれた、というのは、マエストロの演奏を形容するのに最も適した言葉のひとつでしょう。
グレイト交響曲のリハーサルを、手に汗を握る思いで、一方では、目を瞠りながら見守ってきたので、このように書いてもらえると、本当に嬉しいです。
9日の演奏会の放映が楽しみです。
札幌にいた頃は、PMFの事務所の外壁に、スケジュールとともに、関連記事が張り出されているのを読むのが楽しみでした。
2007年7月15日 産経新聞朝刊
【ステージ随想 客席から】若手から充実した音楽引き出す
後半は再び大編成のオーケストラによるシューベルトの「ザ・グレイト」。この大曲から、ムーティは見事な音と時間のバランスを見つけ出す。(略)特に第2楽章後半のテンポ設計は絶妙。音響的にも、全体が鳴り過ぎることがなく、自然なバランスを保っていたのはさすがである。
PMFのサイトにマエストロ・ムーティとPMFオーケストラの演奏会写真が載りました。
モーツァルトの素晴らしさが蘇ってきます。マエストロのモーツァルトは、どちらかといえば最先端を行くものではありませんが、本当にエレガントで、それをPMFオーケストラが何とかうまくマスターしていたのには、とても驚きました。
PMFトピックス
2007年7月12日
PMFオーケストラ演奏会(指揮:リッカルド・ムーティ)
http://www.pmf.or.jp/php/jp/details/index.php?id=254
マエストロ・ムーティとPMFオーケストラの東京公演が終わりました。
マエストロは、日本のファンにこれまで以上に深い感銘を残して、今日、帰国します。
どんな体調のときでも最善を尽くして演奏するマエストロには、本当に頭が下がります。
そして、そんな中、11日もたくさんのファンにサインしてくれました。
どうもありがとうございました。どうか、イタリアに戻って、ゆっくり休息をおとりくださいますように(21日、22日はラベンナ音楽祭)。
11日の公演では、アンコール曲をマエストロみずから、日本語でアナウンスしました。アンコール曲は、ヨーゼフ・シュトラウスの《天体の音楽》です、と紙片をとても美しいイントネーションで読み上げました。
アンコール曲は、と話したところで、大きな拍手!
こういうお茶目なところも、ファンをひきつけてやみません。
次の来日は、既に発表済みの来年10月のウィーン国立歌劇場のほか、来年秋に別の予定もあります。正式発表が待ち遠しいです。
PMFでマエストロ・ムーティの参加する札幌シリーズが10日で終わりました。
6日からずっと休みなしで10日まで、リハーサルと本番をこなしてきたマエストロの献身的な姿、少しも手抜きをしない、妥協しない姿には強く心を打たれました。連日のリハーサル、演奏会、レセプションなどで、どれほど気の抜けない日々を送ってこられたことか。マエストロは本当に偉大な人です。
6日のリハーサルからPMFオーケストラが4作品を仕上げるのにつきあってきたので、マエストロが土を耕し、種をまき、花を咲かせるのを、微力ながらお手伝いしてきたような気持ち、応援してきたような気持ちです。だから、この二日間のPMFオーケストラの演奏ぶりをとても嬉しく思っています。メンバー達のまだ慣れない演奏の様子にはらはらし、ほら、出番がもうすぐだよ、とその緊張する気持ちを思いやったりと、演奏の鑑賞とは別の部分にも気遣いしてしまいました。
普通の演奏会と違っていたのが、マエストロにもウィーン・フィルのメンバー達にも大きな達成感が明らかに感じられ、やったやった、と率直に喜びを表していることでした。後進を育てる喜びは格別なのかもしれません。演奏後、堅い握手と満面の笑みをかわすマエストロとそのまわりにいるウィーン・フィルの弦楽器奏者達の姿を間近に見ていると、感動の涙さえわきあがってきます。
札幌公演のご成功、おめでとうございます、マエストロ!
連日、本当にお疲れさまでした。移動日なしの東京公演ですが、どうか、できるだけ休息をおとりくださいますように。
10日もアンコールはヨーゼフ・シュトラウスの《天体の音楽》で、オーケストラのメンバーがアナウンスしました。
4作品とも、マエストロは指揮姿が華麗でありながら、要所要所の細かな指示忘れず、多くの聴衆の心をとらえていました。
10日もファンからたくさんの花と贈り物を受け取り、列をなして待つ多くのファンに、サインをして帰っていったマエストロでした。ありがとうございました。
マエストロ・ムーティが登場するPMF聴講生プログラムで最後になったのが、9日のゲネプロでした。
指揮台上の椅子を取り払って行われたゲネプロでは、最初の《運命の力》序曲から、赤いVネックセーターのマエストロは本番以上に大きく激しい指揮を見せ、指揮台上で何度ジャンプしたことか。
《運命の力》序曲でジャンプしながら、高く掲げた両手で指揮するフィナーレの姿ははじめて見たように思います。
マエストロはリハーサルを通じて、基本的なことをいくつも言っていました。
今日のゲネプロでは、スタッカートにもメロディーがある、と強調していました。
このようなリハーサルを見学させてくれたマエストロ(とPMF)に心から感謝します。
ありがとうございました。
そして、音楽を専門的に勉強していたら、と今回ほど残念に思ったことはありませんでした。
9日のマエストロ・ムーティとPMFオーケストラの演奏会は、拍手喝采のうちに終わりました。
舞台袖に引っ込んだマエストロとPMF芸術主幹のシュミードルさんが、固く抱き合っている姿が見えたとき、自然に涙がわきあがってきました。
おめでとうございます、マエストロ!
そして、いい演奏をやってのけたPMFオーケストラにもブラボーを!
リハーサルを初日から聴講してきたわたしにとって、グレイト交響曲で、指揮台から身を乗り出すようにして、各パートに向かって、ここまできてもまだ丁寧に指示を出すような細かな指揮をするマエストロの姿ほど、心を打たれるものはありませんでした。ダイナミズムを身をもって示し、からだ全体をのばしきったフォルティッシモから、からだが深く沈みこんだピアニッシモまで、楽譜が見えてくるような、楽譜の体現そのもののような指揮をしていました。
同じようにコンサートマスターのヒンクさんも椅子の上でからだを激しく動かし、腰が浮きあがるほどに力をこめて弾ききっていました。
プログラム構成としては、強弱強弱、力強さ・優美さ・力強さ・優美さという感じの4曲でした。
4曲目であるアンコールのヨーゼフ・シュトラウス《天体の音楽》で、ハープの音が天にたちのぼるようにして消えていく導入部は、マエストロがリハーサルで何度も指示を出し、休憩時間にはハープのところに行ってまで、弾き方を指示していましたし、指揮のジェスチャーでもそういう様子を模していましたが、うまくたちのぼっていくのを感じたとき、心の中でブラボーの拍手をしました。
思ってみれば、4曲とも大好きな作品で、しかも、アンコールが、ニューイヤーコンサートで楽友協会大ホールの明るい外光の中を、音が舞っているように感じたことが忘れられない《天体の音楽》だというのは、本当に嬉しい演奏会でした。
リハーサルでこの曲の最初が聴こえてきたときの感動はどう表現すればいいのか。
アンコールを告げるマエストロは、日本語の題名はわからないけれども、と日本語で言えるメンバーを探そうとしていましたが、結局、ドレシャルさんが、星の歌(星の音楽、は記憶間違いだったことをミクシィで気づきました。ありがとうございました。2007年7月10日2時追記)と日本語で告げていました。
終演後には楽屋口でサイン会も行われ、ファン達から贈られた花やプレゼントとともに車で帰っていったマエストロでした。
PMFとマエストロ・ムーティについての報道がいくつか出ています。
開会式におけるマエストロのスピーチは次のように報じられています。
2007年7月8日 讀賣新聞東京朝刊
青空の下、PMF開幕 来月1日まで45公演予定=北海道
首席指揮者のリッカルド・ムーティ氏も「とても有意義な音楽祭に参加できて光栄。音楽を演奏することは社会の重要な役割であり、究極の目的は調和だと思う」とあいさつした。
2007年7月8日 毎日新聞北海道朝刊
PMF:芝生でゆったり--札幌で開幕
首席指揮者のリッカルド・ムーティ氏が「演奏の究極の役割は、単に自分の感情を表現するのではなく、崇高な理想、平和のために行うことだ」とあいさつした。
また、6日のリハーサルの様子は次のように書かれています。
2007年7月8日 讀賣新聞東京朝刊
日曜コラム バーンスタインの遺志=北海道
イタリアの巨匠、リッカルド・ムーティの練習を6日、芸術の森で見学した。曲はシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレイト」。自ら朗々と旋律を歌い、若者たちを熱っぽく指導していた。バーンスタインの姿と重なって見えた。
PMF開会式でのマエストロ・ムーティのスピーチに感銘を受け、全文の内容を知ることはできないか、とPMFに照会していましたが、いずれはと、と前向きなお返事をいただけました。お忙しい中、お返事をいただけたことに、心から感謝しています。実現することを心から願っています。
10日のゲネプロがなくなっていたことに昨日まで気づきませんでした。今日9日のゲネプロで聴講生プログラムは終わりです。とても淋しいです。
8日のリハーサルでは、モーツァルトのオーボエ協奏曲、アンコール曲、シューベルトのグレイト交響曲がとりあげられました。
舞台からこれまでよりも遠い位置で、しかもマエストロ・ムーティの背中側からの見学だったので、マエストロがオーケストラに向かって話していることは、これまで以上に聞き取れず、特に、グレイト交響曲第四楽章前に、偉大な演奏家たちのエピソードをジョークにして語っていたのに、聞き取れなくて、残念でした。
でも、リハーサルの様子がこのように長時間垣間見られただけでも、マエストロとPMFに感謝し、ファンとして喜ばなくてはいけません。7日のリハーサル見学者がトラブルを起こし、最悪の場合を覚悟しなければいけないと注意を受けたときには、身の凍る思いでしたから。
モーツァルトのオーボエ協奏曲は、ウィーン・フィルのメンバーなしのオーケストラ編成で、これまで以上にフレージングについて注意していました。どこでブレスをつくか、どこまでがひとつのセンテンスであり、意味を持ったつながりなのかを、徹底して指摘していました。
マエストロのリハーサルの様子を報じる記事では、フレージング、ダイナミズム、音の響き、音色を徹底させている、とよく書かれていますが、そして、それはマエストロ・ムーティでなくても同じようなリハーサルであるのかもしれませんが、まさにそれらのことを何度も棒を止めて指摘していたマエストロでした。
第二楽章については、この世で最も美しくファンタスティックは音楽のひとつだ、とメンバー達に語っていました。
マエストロがテヌートを好むこと、だからといって、リズミカルな刻みのない死んだ音楽は嫌いであることは、これまでのリハーサルからも想像されましたが、モーツァルトではそのことをはっきり声で歌って示しながら、言っていました。棒では足りず、手を打って弾むように生きたリズムを促していたシーンさえありました。
一音一音をぶったぎってスクエアな演奏をすると、暗い感じになる、音を長くつなげて明るい感じに、とまで言っています。特に、アクセントという記号がこんなにむつかしく意味のあるものだとは考えてもみませんでした。音楽の専門教育を受けた人達にとっては当たり前のことでしょうが、ピアノを10年間習った程度の者には、本当に感銘深い指示です。
アンコール曲は、PMFオーケストラのメンバーのブログにあるように、シュトラウスのワルツ。曲名はもちろん、まだここでは紹介しませんが、マエストロの演奏では、「青きドナウ」とともに、涙がわきあがってくるくらいに感動した作品です。
ワルツのリズムをオーケストラに刻ませるために、大きな大きなジェスチャーでからだ全体を使って指揮するマエストロの姿にびっくりしました。ニューイヤーコンサートでは、リハーサルでもう十分に自分の解釈は伝えた、とワルツのリズムはウィーン・フィルにまかせていましたから。
今の演奏だと、パートナーをどしんと落とすことになる、パートナーを乱暴に荷物のようにふりまわしていることになる、というのを、指揮台上で実演して見せたのには、メンバー達も大笑い。オーケストラ曲といっても、結局はワルツであり、そこにはリズムの強弱とダイナミズムという強弱が当然あるわけです。
ウィーンは世界でいちばんエレガントな町だ、と言いながら、オーケストラにエレガントさを要求していましたが、いやいや、ナポリだってウィーンと歴史的に深いつながりがあるのだ、とナポリ生まれの自分にもワルツのエレガントさがわかる、と暗に言っていたように聞こえた箇所には、思わず笑みがこぼれてしまいました。
マエストロの音楽は本当にエレガントで、洗練されています。それは、新しい時代の、現代的で最先端を行くモーツァルトの演奏にはあまり感じられないものです。そのわけのひとつがテヌートにあることが、なんとなくわかったリハーサル見学でした。
グレイト交響曲は、あの何小節も進まない、もどかしくさえあったリハーサルはいつのことだろうか、と思うほどに、うまく仕上がっていました。このような大曲を超短期間によくぞここまで、とオーケストラのメンバー達に拍手。マエストロが、第四楽章の前に長い長いトークタイムをとったのも、今できるベストは尽くした、という思いからかもしれません。
マエストロ・ムーティのゲネプロは何度か見学したことがありますが、このように、本当に音楽を仕上げていく過程を見学したのは初めてのことです。貴重な体験でした。一生大切にしたいマエストロの思い出が、またひとつできました。パスにサインをしていただける機会があるといいのですが。
マエストロ・ムーティとPMFオーケストラの10日のゲネプロはなくなっています。
PMF音楽祭、聴講生プログラム
http://www.pmf.or.jp/jp/attend/pmf_auditor/index.html#
今日の朝日新聞北海道地方版に、昨日行われたPMF開会式の記事が載っています。
マエストロ・ムーティのスピーチも、次のような一文で紹介されていました。
首席指揮者のリッカルド・ムーティ氏も「音楽を学ぶことはよりよい世界平和に貢献できる」とあいさつした。
2007年7月8日朝日新聞北海道版
初夏の札幌 クラシック響く
PMF2007開幕
マエストロ・ムーティとPMFオーケストラの9日のゲネプロ開始時間が変更になりました。
11時~13時(キタラ)となっています。
PMF音楽祭、聴講生プログラム
http://www.pmf.or.jp/jp/attend/pmf_auditor/index.html#
開会式でのマエストロ・ムーティのスピーチの一部を書き留めている、PMFオーケストラのメンバー(チェロ)のブログがあります。
スピーチについては、全文を読めないか、とPMFに照会しています。
今日の新聞で報じられていれば嬉しいのですが。
I Think I'm Turning Japanese...
2007年7月7日 Muti
http://goodygoestojapan.blogspot.com/
マエストロ・ムーティとPMFオーケストラのリハーサルを聴講した後は、心身ともに疲れ、頭の奥に心地よい疲れを感じながら、2日間とも、そのまま寝てしまいました。
リハーサルの二日目は、シューベルトのグレイト交響曲の第三、第四楽章と、ヴェルディ《運命の力》序曲でした。
シューベルトについて繰り返し語っていたのが、ピアニアッシモからフォルティッシモにわたるダイナミックレンジのあり方でした。
マエストロは、シューベルトの時代のオーケストラのサイズからして、と、6日も言った枕詞に続き、7日はたとえば、このフォルテはもっとジェンティーレに演奏する、というような表現をしていました。
結局、マエストロが言うように、ひとりひとりのメンバーがそれぞれに考えるフォルテやピアーノ、そして、記号を見逃してしまうメンバーもいる中で、フォルテやピアーノを決めていくのが指揮者にとってどれほど大切かを、今回、マエストロは見せてくれました。
マエストロが本番の指揮中、からだを深く沈み込ませることがあるのも、そのことへの注意をより一層促さなければならない箇所であることが、よくわかりました。
シューベルトについては、歌うように演奏する、ということを6日に強調していましたが、7日も何度も口にしていました。ベートーベンは交響曲の音に言葉を乗せ、シューベルトは声を乗せている、とは誠に言いえて妙。
また、シューベルトの作品はミステリオーゾであることを、二日目も随所で語っていました。一方では喜びを奏で、その一方では悲しみを奏でる。その対比が楽譜の横の系列だけでなく、縦の系列、楽器ごとの演奏にも出ていて、マエストロがいくつかの楽器だけを選んで演奏させ、注意を促していたのも、オーケストラのあり方としてとても興味深かったです。
マエストロは、本当に、他のメンバーの音を聴くように、という指示を手をかえ、品をかえ、様々なやり方で見せてくれています。
自分の楽器が奏でた音が別の楽器にどうつながっていくかを知ることは、全体のハーモニーの中で自分の演奏を感じることとともに、とても面白いことのように思えます。
シューベルトの最終楽章はハ長調を使ってグロリオーソの表明、歓喜と栄光の爆発を見せている、と若いオーケストラの炸裂をそのまま流していました。
二日目の最大の関心はヴェルディでした。作品としては、おそらく、演奏会でとりあげられることが多いからでしょう、一回目での演奏後にもう、よくできました、というおほめの言葉をオーケストラはマエストロからもらっていました。
でも、マエストロによるブラッシュアップはここからです。ヴェルディのほとんどすべてのオペラを上演した指揮者ならではの指導が始まります。
序曲というのは、その作品のストーリーが凝縮されたものでもあり、各場面が登場してくるものでもあります。《運命の力》をウィーンやミラノで演奏してきたマエストロにとってはなんでもないことでしょうが、場面を説明し、歌詞を歌ってしまう姿には、あらためて感銘を受けました。PMFのメンバー達にとっては、演奏のためのイマジネーションを蓄えることのできる、得がたい機会です。羨ましいぞ!!!
そして、遂に出てきた言葉が、エスプレッシーヴォ、でした。
シューベルトでは、カンダンド、歌いながら、であり、ヴェルディでは、エスプレッシーヴォ、表現豊かに、という言葉が、マエストロの口から何度も出てきました。
シューベルトでは、アクセントは単に強く演奏すればいいのではない、次の音につなげることを考えて、と繰り返し言っていましたが、ヴェルディでは、アクセントはエスプレッシーヴォに演奏する、と自分の声で、このように演奏して欲しい、と訴えていました。
アクセントはビュッと一時的に力をこめればいいというものではない、と記号にイマジネーションの肉付けを求めるマエストロに、強い感銘を受けました。
マエストロはメンバー達が抱くイマジネーションの助けになるように、といろいろなジェスチャー、声音を使って、時には笑わせながらオーケストラを導いていましたが、この音の意味は何か、ということがオーケストラに問われているのであり、自らは演奏せず、マエストロの演奏を聴いているにすぎないファンにとっても、きちんと考えることを迫られてしまったように感じられました。わたしの深くて心地よい疲れの理由のひとつは、これです。
厳格だという印象を強くもたれがちなマエストロですが、若いPMFオーケストラを相手に、献身的に、全力投球している姿には、深く感動します。
でも、妥協しない!!!そこが、厳格といえるでしょう。
二日目を終えたマエストロの姿は、何もかも出し切ってしまって壊れてしまいそうに見えましたが(でも、ファン達には最高の笑顔!)、三日目も、きっとお元気で溌剌とした姿を見せてくださることでしょう。
7日の北海道新聞夕刊、北海道の地方テレビ局ニュース(STVなど)が、開幕式の様子を報じていました。
夕刊のほうは、開幕ファンファーレ演奏時のステージ全景写真、テレビのほうは、ファンファーレ演奏映像と弦楽オーケストラ演奏風景(美人奏者をキャッチ!)。どちらも、ステージ上に居並び座る指導アーティストの中にマエストロ・ムーティがいるのを、とらえていました。
夕刊の写真を見て気づいたのですが、ステージに並べられたフラワーポットはイタリアの三色旗を模していました。
2007年7月7日 北海道新聞夕刊
若き才能 大地に響け PMF2007開幕
開幕式の司会はNHKの森田美由紀アナウンサーが務めました。マエストロの大ファンであることを常々公言してきていましたが、このような形でマエストロをサポートできるとは、素晴らしいことです。
音楽祭首席指揮者を務めるマエストロのスピーチは英語で行われ、社会における音楽の意義を、オーケストラのあり方を通じて語っていました。指揮者について、ディクテーターではなく、オーケストラのメンバーが持つ様々なアイデアをひとつにまとめあげる点でプライムミニスターと言える、と述べていましたが、リハーサルで見られるマエストロは、演奏の目指す方向を明確に提示している点で、まさしく、望ましいリーダーそのものでした。
芸術主幹のシュミードルは、英語のスピーチ途中でイタリア語でマエストロに向かって話しかけ、マエストロを迎えるアカデミー生達の熱い期待を述べていました。首席指揮者としてマエストロを紹介する感動を態度でも示していて、マエストロのファンとして思わず大きな拍手を送ってしまったスピーチでもありました。
壇上では、白いパンツに赤いネクタイ、明るいブルーのジャケット姿のマエストロが、ダークスーツで居並ぶ他のメンバー達の中で、ひときわ目立っていました。
今日の詳細な報道が待たれます。
ところで、キャピタルGで始まるgoodというのは、もっと普遍的、哲学的な意味で、善きもの、の意味かなあ、と思いながら、深い感銘を受けたスピーチを思い出しています。
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