299 posts categorized "書籍・雑誌"

Tuesday, 08 July 2008

ザルツブルクの旅行本

夏のザルツブルクを訪れることはないだろうなあ、と思います。

旅名人ブックス 
ザルツブルク
沖島博美
日経BP企画 2008年7月7日
2000円

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Wednesday, 02 July 2008

エリエッテさんの回想

カラヤンとともに生きた日々
エリエッテ・フォン・カラヤン
アルファベータ社 2008年7月1日
2000円

1990年に、カラヤンがウィーン・フィルととも来日するはずであったことが、訳者あとがきにも書かれています。

マエストロ・ムーティについても少し触れられています。
《ドン・パスクァーレ》でザルツブルク音楽祭にデビューし、《コシ・ファン・トゥッテ》で大評判をとり、追悼コンサートを指揮したことです。

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Wednesday, 25 June 2008

モストリー・クラシック誌のサイト

モストリー・クラシック誌のサイトで最新号の一部が読めます。

8月号では、マエストロ・ムーティ指揮、ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭公演のレポートを見ることができます。

モストリー・クラシック 立ち読み
http://mostly.jp/browse/

モストリー・クラシック 2008年8月号

聖霊降臨祭音楽祭のパイジェッロ「予期せぬ結婚」
舞台を盛り上げたムーティの締まった音楽

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Tuesday, 24 June 2008

落合務さん

落合務さんのイタリア料理AtoZが文庫本になりました。

「ナポリ風」の項目が傑作。

「ナポリ人みたい=良い意味でも、悪い意味でも人をかつぐ(だます)のがうまい」(略)
人をあっと驚かせたり、楽しませたりするのが好きなお祭り好きな奴というニュアンスも含んでいるのだろうか。
(略)(イタリア人が)その実、一緒に働いてみてこんなによく働く人達だとは思わなかった。
(略)一見軽薄そうでいながら、陰では一生懸命に仕事をする。なんて、カッコよくて、粋な生き方なんだろうと思う。

落合シェフの美味しすぎるイタリア料理
落合務
ワニ文庫 KKベストセラーズ
2008年6月 876円

キアラさんがマエストロについてこんなふうに語っています。

「指揮台で息をひきとることでしょう。彼のような人達は、止まったら、死んでしまいます。音楽は彼の人生です。66歳にあって、光り輝いています。」

キアラさんはマエストロ・ムーティを父として、ひとりの男性として、心から愛しているのだなあ、ということがとてもよくわかります。

Vanity Fair 2008年6月4日号
Chiara Muti
Lezioni di Piano

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Monday, 23 June 2008

贅沢な料理本

注文の多い地中海グルメ・クルージング
デイヴィッド・シャレク エロール・ムヌス
早川書房 2008年6月20日
2300円

食べたり料理したりすることはともかく、料理の本や料理番組は大好きです。

本書に登場するシェフの創造性にはほれぼれします。さらに、ヨットのオーナー、ラ・シニョーラの見事なフランス語、そして、料理の腕(一流のシェフにオーダーできるだけの食体験はもちろんのこと)、エレガントさには、感嘆します。

本書でも触れられている、グラハム・カーの『世界の料理ショー』は、わたしも楽しく再放送を観ていました。

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Friday, 20 June 2008

プーリア特集

雑誌『旅』(新潮社)来月号(9月号、7月19日発売)はプーリア特集です。

旅 2008年9月号
イタリアのかかと、プーリアへ行こう!

http://www.shinchosha.co.jp/tabi/next.html

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フィレンツェの歴史をグラビアで

図説 フィレンツェ
「花の都」2000年の物語
中島浩郎 中島しのぶ
ふくろうの本 河出書房新社
2008年6月20日 1800円

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Wednesday, 18 June 2008

宮廷人は音楽家であれ

イタリア貴族養成講座
彌勒忠史
集英社新書 700円
2008年6月17日

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Friday, 23 May 2008

ジョルジュ・サンドの小説

ナポリ派音楽が盛んだった頃が舞台になっている、音楽をテーマにした小説が邦訳されました。
たとえば、ヒロインの歌姫コンシュエロの師はポルポラに設定されています。

ジョルジュ・サンド
歌姫コンシュエロ(上)
藤原書店、4600円
2008年5月

George Sand  "Consuelo"

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Monday, 19 May 2008

モストリー・クラシック誌

モストリー・クラシック誌のサイトで、最新号の目次と記事の一部が読めます。

7月号にはウィーン特集も載っています。

モストリー・クラシック誌2008年7月号
ウィーン国立歌劇場&フォルクスオーパー
小澤・ムーティが競演

http://mostly.jp/browse/

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Saturday, 03 May 2008

アッズーリ

Calcio! Calcio! Calcio!(カルチョ×カルチョ×カルチョ) 
ホンマヨシカのセリエA観戦記
ホンマヨシカ
水曜社
2007年12月、1575円

プラティニを追ってセリエAの世界に入り込んだファンには、とても共感の持てる本でした。1982年のワールドカップは、わたしにとっても最高です。

マエストロ・ムーティはチャリティでピッチに立ったことはありますが、サッカーについての関心はごくごく普通の程度かもしれません。

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Saturday, 19 April 2008

ウィーンの本

ウィーン旧市街とっておきの散歩道
ダイヤモンド社、1575円
2008年4月

この道歩いた、この店見た・入った、という写真があって、また行きたくなります。

http://blog.arukikata.co.jp/guidebook/i_books/archives/2008/03/m_07739-9.php

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スカラ座は20位

レコ芸誌最新号のオーケストラ・ランキング、スカラ座のオーケストラは20位、フィラ管はさらに下位。
1位ベルリン・フィル、2位ウィーン・フィル、4位バイエルン放送響というのは、ベスト3で順位付不可能かな、と思っています。
でも、スカラ座が20位とは...。レパートリー面でのハンディキャップも大きいのかもしれません。

レコード芸術 2008年5月号
オーケストラ・ランキング2008
http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?Code=932805

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Thursday, 17 April 2008

楽友協会機関誌

楽友協会のサイトに、同機関誌5・6月が載りました。
紹介したように、マエストロ・ムーティがカラヤンについて語っているインタビューも載っています。

Zeitschrift der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien

http://www.musikverein.at/monatszeitung/monatszeitung.asp?idx=994

Das Geheimnis der Selbstverständlichkeit
Riccardo Muti

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Thursday, 10 April 2008

「世界の住まい」

5月16日発売号はナポリです。

http://www.sekasuma.com/index.html

(この記事に続きはありません)

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Wednesday, 09 April 2008

カラヤンをキーにした年表

カラヤン 帝王の世紀
孤高の天才指揮者、波乱の100年
中川右介
宝島社新書、2008年4月
700円

100年の中には、マエストロ・ムーティの動向もいくつか載っています。

なお、エリエッテ夫人の自伝の邦訳も出版予定だそうです(アルファベータ社)。

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Friday, 04 April 2008

貴公子!

昨日のレプッブリカ紙が、ナポリのRAIの歴史50年間を振り返った本が出版されたことを紹介していました。

2008年4月3日 la Repubblica
Così nacque il Centro di produzione Rai di Napoli

スカルラッティの音楽祭でマエストロ・ムーティが上演したLa Dirindinaは、ディスクにもなっていますが、そのときの写真が本に載っています。

その写真がサイトで観られます。楽屋の扉にかかっているマエストロの名前(Maestro Muti)も見えます。

1968 La Dirindina Riccardo Muti, Franco Enriquez e Emilia Ravaglia
http://www.teche.rai.it/techesegnala/napoli.php

Tutte le foto del libro をクリック、年代1960-1969をクリックすると上記タイトルがあり、それをクリックすると写真が観られます。

早速ウェッブ書店で注文しました(ウィーン国立歌劇場来日公演のチケットも買っていないのに...)。

La Fabbrica Televisiva La RAI a Napoli
RAI ERI
2007, 35euro

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小島てるみ

本になるのを待っていました。ナポリと深い関わりのあるプルチネッラを扱いながら、ナポリの歴史や文化を小説に仕立てた本です。
参考文献にデ・シモーネの本も挙げられています。

最後のプルチネッラ
小島てるみ
富士見書房、2008年4月2日
1600円

http://www.fujimishobo.co.jp/sp/puruchi/

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楽友協会機関誌

楽友協会機関誌5・6月号は、マエストロ・ムーティがカバーストーリーになっています。
海辺でポーズをとる、ジャケット写真にもなった姿です。

ウィーンに行けたらなあ...。

内容はまた、追って紹介します。

Musikfreunde 2008年5・6月号
Das Geheimnis der Selbstverstaendlichkeit
Riccardo Muti

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Monday, 31 March 2008

pro:log2月号

以前紹介した、ウィーン国立歌劇場機関誌pro:log誌2月号が、同歌劇場サイトに載っていました。pdfで読めます。
マエストロ・ムーティ関連記事が2件ほど載っています。

pro:log 2008年2月号
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node2/home/prolog/1772.php#

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Sunday, 30 March 2008

大爆笑本

『ヘタリア』が本になりました。ステレオタイプな欧米各国観と西洋史を楽しく描いたサイトなのですが、まさか、本になるとは...。丸善で平積みをみるまでは、信じられませんでした。
オーストリアが音楽に緊密に結びつく形で描かれているのにも苦笑。

ヘタリア
日丸屋秀和
幻冬舎、2008年3月28日発売
1050円
http://www.gentosha-comics.net/hetaria_fair/

イタリア語の小話の本。

笑いやーもイタリアー語
高岡靖
東洋書店、2008年3月発売
1785円

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Thursday, 27 March 2008

カラヤン

カラヤン帝国興亡史
中川右介
幻冬舎新書、2008年3月
820円

俗世の力や権謀術数をめぐらす力。人々を感動させる美を生む力。前者のほうが現象としてとらえやすいのかもしれませんが。

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Sunday, 23 March 2008

ヨーロッパ(伊・仏)の都市の本

ヨーロッパの都市はなぜ美しいのか
佐野敬彦
平凡社、2008年3月
1995円
http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/

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Tuesday, 18 March 2008

マエストロお気に入りのホイリゲ

音楽の友誌最新号はウィーン・フィルを特集していますが、オットー・ビーバがコラムで、マエストロ・ムーティについて素晴らしいことを書いています。とても嬉しかったです。
このコラムは、来日公演のプログラムへの期待も抱かせる内容になっています。

ウィーンでマエストロがよく訪れるというホイリゲに行ってみたかったです。
のだめちゃん達が訪れた近辺かな?

音楽の友 2008年4月号
特集 いま、ウィーン・フィルで何が起きているのか?
コラム ムーティとウィーン・フィル

彼がウィーン・フィルの指揮台に立つと、(略)、音楽する大きな喜びがオーケストラに乗り移り、そこに調和が生まれ、最高度の精密さが芸術的・情緒的クライマックスを作り出す。

彼はまた、イタリア人指揮者では数少ないすぐれたブルックナー指揮者でもある。 

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Monday, 17 March 2008

『山猫』

やっと出たイタリア語からの邦訳です。邦訳出版を支えた『山猫』応援団に拍手!

山猫
トマージ・ディ・ランペドゥーサ
岩波文庫 860円
2008年3月

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/0/3271610.html

岩波ホールではじめてその上演に接したときの、胸弾む想いとメランコリックな哀切感は、今も忘れられません。舞踏会で流れたヴェルディのワルツとクラウディア・カルディナーレの美しさ...。

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Monday, 10 March 2008

牟田口さんの本

復刊されたのが嬉しい本です。
シチリアのページでは、もちろんフェデリコ2世に触れています。

地中海のほとり
牟田口義郎
朝日新聞社、2008年3月
1500円

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Thursday, 28 February 2008

井上ひさしの本

ボローニャ紀行
井上 ひさし
文藝春秋、2008年2月
1190円

「ダイヤモンドサッカー」の時代
JDFA
エクスナレッジ、2008年2月
2000円

「ダイヤモンドサッカー」全放送記録は、自分でつけていたノートと照らし合わせて楽しんでいます。セリエAの放映は強烈でした。

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Wednesday, 20 February 2008

レコ芸誌の指揮者特集

レコ芸誌最新号は指揮者特集で、マエストロ・ムーティはウィーン・フィルをキーワードにとりあげられています。

レコード芸術誌 2008年3月号
特集 指揮者最前線2008
ウィーン・フィルの魅力を最大限に引き出す2人の指揮者
ジョルジュ・プレートル
リッカルド・ムーティ

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Monday, 18 February 2008

音友誌4月号

音友誌4月号はウィーン・フィル特集、マエストロ・ムーティとの来日公演の先取り情報もあるそうです。

音楽之友社ONLINE
『音楽の友』4月号、3月18日(火)発売予定
[特集Ⅰ]ウィーン・フィル2008
(略)あわせて、2008年の来日公演情報を先取りします

http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?Code=931803

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Thursday, 14 February 2008

イタリア旅行の本

ゲーテ『イタリア紀行』を旅する
牧野宣彦
集英社新書ヴィジュアル版、2008年2月
1260円

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Wednesday, 13 February 2008

安らぎのイタリア

ミラノ 朝のバールで
宮本映子
文藝春秋社、2008年2月
1381円

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Friday, 08 February 2008

イタリア語の歴史の本

とても読みやすく、文中引用作品への興味も深まった本でした。

イタリア語の歴史
ヴァレリア・デッラ・ヴァッレ、ジュゼッペ・パトータ
白水社、2008年1月
3360円

http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=02628

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Thursday, 07 February 2008

Buehne誌のインタビュー

Buehne誌最新号に、ウィーン国立歌劇場で《コシ・ファン・トゥッテ》を上演しているマエストロ・ムーティのインタビューが載っています。
Holender総裁から、チレアの《アドロアーナ・ルクブルール》新プロダクションとヴェルディの《二人のフォスカリ》コンサート形式の申し出を受けていたのでは、という問いかけを興味深く読みました。

PDF版でも読めます。

追って紹介します。

Buehne 2008年2月号
Provokation allein ist dumm

http://www.bundestheater.at/Content.Node2/home/magazin/buehne-02-08-muti.php

http://www.bundestheater.at/Content.Node2/home/magazin/14144_1.php

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Tuesday, 05 February 2008

フィルハーモニア管78年ナポリ公演

マエストロ・ムーティがフィルハーモニア管と1978年にナポリを訪れるにあたって書かれた、マエストロを歓迎するナポリの新聞系雑誌の記事を読みました。
マエストロがバイオリンを手にしている8歳のときの写真や、師のヤコポ・ナポリがマエストロに寄せる言葉などのほか、サインしているマエストロの後ろに、振り袖姿の日本人女性二人がいる大きな写真が載っています。ウィーン・フィル来日公演のものでしょうか???

Il Mattino Illustrato 1978年4月8日号
Torna Riccardo re del podio

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Wednesday, 16 January 2008

トスカーナを中心に記述

イタリア都市の諸相
野口昌夫
刀水書房 1600円
2008年1月

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Friday, 11 January 2008

ナポリの暗部を描いた本

死都ゴモラ
ロベルト・サヴィアーノ
河出書房新社 2008年1月
2200円

暗澹たる気持ちになりました。

並行して軽い本を。

猫探偵カルーソー
扶桑社ミステリー 2008年1月
667円

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Wednesday, 02 January 2008

ザルツブルクでの《オテロ》(4)

マエストロ・ムーティがザルツブルク音楽祭で上演する《オテロ》について語ったインタビューの、残りの部分を紹介します。
この雑誌をくださった方に、あらためてお礼申しあげます。ありがとうございました。

マエストロのインタビュー最後の言葉に、スカラ座での《トロバトーレ》の演奏を思い出しています。
あの演奏は洗練されていて、後期フランドル派絵画のような美しさがあります。

マエストロとオーストリアのつながりの強さを、あらためて思いました。
ナポリ派音楽もヴェルディも、オーストリアとの関連を抜きにしては語れないことは、マエストロによって再三再四触れられてきています。
そして、ウィーン、ウィーン・フィル、ザルツブルクとの相思相愛の緊密なつながり。
ファンとして、マエストロにとって大切な地、心の地であるウィーンへのあこがれは、つきることがありません。

Salzburg Festival Magazine 2008年1月号
Riccardo Muti conducts Verdi's "Otello"

「《オテロ》で気がつくことは、ヴェルディの初期のオペラに既に存在することです。たとえ、当然のことながら、その後成長して洗練され、オーケストレーションが一層成熟していったとはいえ、若いヴェルディの中には、後年作曲するものがすべて、既にありました。けれども、初期のオペラにおいてさえ、オーケストレーションは全く完璧です。彼は作曲家としては、ベッリーニ、ドニゼッティといったベル・カント時代の最後の生まれです。初期の段階のそのテクニックは、基本的には非常にシンプルで、ナポリ派に起源を持っていました。その後、マイアベーア、ワーグナー、ケルビーニそしてスポンティーニの音楽の影響の下で、進展しました。ヴェルディはすべてを吸収しました。」こうムーティは言い、ヴェルディのオーストリア・ルーツに言及して締めくくった。「ヴェルディは次のようなものの所産です。若い頃はイタリア人の作曲家と教師のもとで音楽を勉強しましたが、彼が学んだ音楽は主にオーストリアのものでした。結局のところ、ミラノは当時オーストリアに属していたからです。彼にはピアノ、フルートと三つの声のための作品がありますが、その室内楽を聴くと、シューベルトの音楽にまさしく似ています。シューベルト、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン。彼らはヴェルディに影響を与えた作曲家でした。彼の最も初期のスコアにさえ、表現における古典的な清澄さがあります。」

「サンタ・アガタにはヴェルディの家がそのままの状態でありますが、ベッドサイドには彼が絶え間なく研究していた三つのものがあります。モーツァルト、ハイドン、ベートーベンの四重奏曲です。彼はイタリア楽派出身ですが、イタリアの伝統を遡る必要があると考えていました。モンテヴェルディとパレストリーナについて絶えず語り、一方では、若い頃には、独墺の音楽も吸収していました。彼の古典的なアプローチを理解するには、このことが重要です。また、これが、なぜヴェルディが極度にエレガントで古典的にそして、透明感溢れる風に歌われるべきか、ということの理由です。」

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ザルツブルクでの《オテロ》(3)

マエストロ・ムーティが、ザルツブルク音楽祭で上演する《オテロ》について語ったものの続きを紹介します。

ウィーン楽友協会機関誌2008年2月号が届きました。表紙は2月に来演するプレートル。3月号の表紙はマエストロかな、と楽しみです。
サッカーをウィットのきいた小道具にしたプレートル指揮ニューイヤーコンサートを、楽しく観ました。欧州選手権といえば、大好きな選手であるプラティニとファン・バステン、ルイ・コスタが思い出されます。今年はピルロに期待。

Salzburg Festival Magazine 2008年1月号
Riccardo Muti conducts Verdi's "Otello"

《オテロ》第三幕について、ムーティは彼の先行するプロダクション同様、第二フィナーレを使うつもりである。「通常は第一版で上演されます。ヴェルディはフィナーレの最後の10分を全く書き直しました。彼はイアーゴについて、もっとはっきりと描きたかったのです。第一版では広くさっと衝撃をもたらすことと鮮やかな効果をねらおうと努力が払われていますが、イアーゴ自身は焦点からはずれています。第二版は彼の陰謀がもつ極悪非道な性格を見せます。」

リッカルド・ムーティ:「《リゴレット》のようなオペラでさえ、『アリア・オペラ』ではありません。これを作曲したときに、ヴェルディはこう書いています。『私はデュエットしかなく、アリアのないオペラを書きました。』《リゴレット》は音楽における真の劇の最初の例です。これは中断のないオペラで、モンテヴェルディのオペラと対照をなしうるものです。ヴェルディはこの作品を非常に気に入っていました。ヴェルディは、もしもひとつだけ選べるとしたら、どのオペラを選ぶかとたずねられて、即座にこう答えています。『《リゴレット》。』これは非常にモダンなオペラです。当時、ワーグナーが登場して、ヴェルディの人生に決定的な瞬間が訪れていました。彼はワーグナーのスコアに非常に興味を持ちました。大きな関心をもってそのスコアを読み、注釈をつけていました。ボローニャで《ローエングリン》が上演されたとき、ヴェルディとBoitoが聴衆の中にいました。このとき、ヴェルディとBoitoの二人は話をしていません。当時、Boitoはまだヴェルディを嫌っていたのです。ヴェルディはワーグナーを模倣することには乗り出しませんでしたが、もちろん、その音楽に影響を受けました。Angelo Marianiはヴェルディものの指揮者で、その後、ワーグナー指揮に進みました。マルトゥッチ、トスカニーニ...イタリアではワーグナー・コネクションは非常に強力です。ヴェルディは確かに、当時ヨーロッパ中で感じられたワーグナーの影響を非常に大きく吸収しました。とはいっても、ヴェルディがもし今ここにいたら、そのことについて、もちろん大いに論争しようとするでしょうが。彼の作品におけるワーグナーの影響は、広く認められている《フィルスタッフ》においてではなく、確実に《オテロ》において、必ずや感じられます。」

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ザルツブルクでの《オテロ》(2)

ザルツブルク音楽祭で上演する《オテロ》について、マエストロ・ムーティが語っているインタビューの続きを紹介します。

ピッチを低くして演奏するための器具、あるいは楽器がイメージできません。これに関する別の記事が出てくるのを待っています。

Salzburg Festival Magazine 2008年1月号
Riccardo Muti conducts Verdi's "Otello"

ムーティは、Arigo Boitoによって書かれたオペラ、すなわち、《オテロ》と《ファルスタッフ》における、台本作家と作曲家の共同作業の特別な性格を強調する。「ヴェルディ自身がこのテーマについてどう言っているかを思い出さなければなりません。『最初のオペラから《オテロ》までは、聴衆のために書いていました。《ファルスタッフ》は自分のために書きました。』《オテロ》は、それに先立つヴェルディのすべてのオペラ作品を要約したものという意味において、彼の他のすべてのオペラの総まとめです。《ファルスタッフ》では、ヴェルディは自分が創造したすべての業績について、メランコリックな微笑みを浮かべながら回顧しています。《オテロ》は彼のオペラ作品における総合計なのです。」

ムーティは続ける。「ヴェルディは英語を話しませんでしたが、シェークスピアの作品には親しんでいました。《マクベス》のことを考えさえすれば十分わかることです。彼はイタリア語の翻訳でシェークスピアを知っていました。Boitoは非常に教養のある人でした。彼がキャラクターの描写に何も入れなかったというのは事実です。これはヴェルディによくあることですから。けれども、台本は非常に洗練されおり、まさに《ファルスタッフ》も同様です。このザルツブルク・プロダクションのために、GBの演出家、Stephan Langridgeとイタリア人指揮者を配するというアイデアは、非常に興味深いものです。私達はすでに何度か話し合っていますし、私はアイデアに対してとてもオープンです。結局のところ、私の最初の《オテロ》は、キャラクター達自身については依然としてシェークスピア風だったとはいえ、非常にモダンなものでした。プロダクションが写実的なものであるかどうかは、重要なことではありません。大事なのは、舞台で物語がどう語られるかということなのです。」

ヴェルディはオーケストラに対して、通常よりも非常に低い調律を求めた。現代は、444Hz、443Hz、442Hzのピッチがオーケストラには普通だが、ヴェルディは《オテロ》の上演に際して、432Hzあるいは443Hzより高いピッチを許さなかった。彼は非常に暗い音を求めていたのである。ムーティは言う。「もちろん、442Hzと432Hzの間には、音色の違いを除けば、それほど大きな違いはありません。我々は436Hzあるいは437Hzあたりで調律することを目標にしています。そして、これを達成するには新しい器具が必要です。それは同じ抑揚を得るためのもので、パリから既に取り寄せています。この音の効果は驚異的です。ヴェルディが求めていた暗い音色がまさにあるのです。」

(この記事に続きはありません)

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Tuesday, 01 January 2008

ザルツブルクでの《オテロ》(1)

ニューイヤーコンサートの放映が始まりました。ウィーンの街が映ったのには心がひきつけ